レストラン向けPOSプラットフォームを開発するToast、1億100万ドルを調達

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上:Toast

レストラン向けの POS プラットフォームを開発する Toast が、今週アル・ゴア氏の Generation Investment Management と Lead Edge Capital が主導するシリーズCラウンドで1億100万ドルの大型調達をした。同社のこれまでの投資家である GV(元 Google Ventures)と Bessemer Venture Partners も今回のラウンドに参加している。

2011年にボストンで創業した Toast は、レストランのフロント、バック、オンラインシステムを統合したモバイルの POS システムを開発し、同時に顧客のロイヤリティや売り上げの傾向に関するインサイトも提供している。

Toast はこれまでにエクイティファンデイングで1億3,000万ドル以上を調達しており、昨年1月にはシリーズBで3,000万ドルを調達した。同社は、新しく調達したキャッシュを、オンライン注文プラットフォームの Toast Online Ordering や、その他の事業であるセルフオーダーキオスクやテーブル支払い用のデバイスに投資する予定であると語っている。

Toast のクリス・コンパラト CEO は、今回調達した資金を元に、今後18ヶ月で社員数も現在の500から1,500に伸ばしたいと考えている。

同様の事業をてがけるいくつかの会社もまた、過去2、3年でエクイティによる資金調達を行ってきた。その中には、昨年1,300万ドルを調達した POS プラットフォームを開発するニューヨーク拠点の TouchBistro や、1,500万ドルを調達したアルバカーキ拠点の Lavu、6,100万ドルを調達したモントリオール拠点のLightspeedなどがある。Generation Investment Management のパートナー、グレッグ・ワサーマン氏は次のように語る。

レストラン業界は、他の業界よりもテクノロジーへの適応が遅いという歴史があり、それによってオペレーションが非効率になったり、機会を見逃す結果となっていた。ハードウェア、ソフトウェア、そしてクラウドコンピューティングの発展が、その状況に変化をもたらしている。Toast は、あらゆる人がトップクラスのテクノロジーへのアクセスが可能なパワフルかつ設定が簡単なプラットフォームを提供することで、このデジタルの変化を牽引している。

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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