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大阪を拠点とするロボティクス・スタートアップの PLEN Robotics は27日、IoE(Internet of Everything)ファンドを運用する ABBALab から資金調達したと発表した。なお、調達金額は非開示。PLEN Robotics は調達した資金を使って、同社のパーソナルロボット「PLEN Cube」のサービス面を支えるクラウド・ネットワーク環境を構築するとしている。
また、同日 PLEN Robotics は、丸紅グループ傘下のモバイル販売および法人向けソリューションを提供する MX モバイリングと提携したことも明らかにした。PLEN Robotics はこの提携を通じて、PLEN Cube を使ったマンションおよび宿泊施設向けの AI コンシェルジュサービスを提供する。計画によれば、PLEN Cube をインタフェースとして、マンションや宿泊施設の共有部や専有部で入居者や利用者の問い合わせに対応、AI を活用して音声対話やロボットの動きを実現し、ディスプレイへの情報表示や家電・IoT デバイスの制御が可能にする。
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PLEN Cube は昨年12月、PLEN Project と中国の家電メーカー Goertek(歌尔声学)とのジョイントベンチャー PLENGoer Robotics のプロジェクトとして発表された。今年8月、PLEN Project は Goertek とのジョイントベンチャーを解消し、PLEN Cube は新会社 PLEN Robotics が事業継承している。
PLEN Cube は今年1月にラスベガスで開催された CES 2017 で披露され、2月に実施した Kickstarter でのクラウドファンディングでは、目標額5万ドルに対し8.1万ドルの調達に成功、また4月に実施した Makuake でのクラウドファンディングでは、目標額200万円に対し320万円超の調達に成功している。販売開始は2018年6月の予定。
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