中国のスマートフォンメーカーXiaomi(小米)、2018年に500億米ドルの評価額でIPOを計画

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中国のスマートフォンメーカー Xiaomi(小米) が最低でも500億米ドル規模の評価額で新規株式公開(IPO)を計画している、と Bloomberg が関係筋の話として報じた。

北京を本拠地とする Xiaomi は、すべてが計画通り順調に運べば2018年中に IPO を行う見通しで、上場先としては香港が有力だ。

IPOに成功すれば、Xiaomi は会社の拡大資金となる50億米ドル以上を調達することになる。

Xiaomi は2014年に460億米ドルの評価額でベンチャーキャピタルから資金調達を受けている。この豊富な資金を元手に Xiaomi は積極的な事業拡大を行い、2016年にはインドをはじめとする外国市場に参入したが、国内外の競合企業との厳しい競争により成長速度に陰りが見えたことから事業規模の縮小とレイオフを余儀なくされていた。しかし、ここ数ヶ月は勢いを取り返している。

9月には設立者で CEO の Lei Jun(雷軍)氏が、インドネシアに恒久的な事業体を設立することを発表した。この時には次のように述べている。

インドネシアに来るのはこれが初めてですが、Xiaomi はインドネシア市場に特に力を入れています。インドネシアは、中国やインドと共に Xiaomi にとって最も重要な市場です。

2010年にシリアルアントレプレナーの Lei Jun 氏によって設立された Xiaomi は、携帯電話アプリ開発に加えて、携帯電話や消費者家電の製造を行っている。Xiaomi は、低価格端末を武器に下位中間層を市場ターゲットとしてテレビチューナー、バックパック、スマホのスクリーンプロテクター、イヤフォンなどのインターネット付加価値製品を提供している。

【via e27】 @E27co

 【原文】

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