今春日本市場参入のOppo(欧珀)、ハイエンドモデル・スマートフォン新製品を発表へ——バッテリーフル充電が15分で完了できるようになるかも

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更新:本稿初出時、Xiaomi と Oppo のスマートフォンは、2019年の3月か4月に顔認識技術を搭載するかもしれない、としていた。この技術は、2018年の3月か4月に利用できるようになる可能性がある。

中国のスマートフォンメーカー Oppo(欧珀)は、同社のハイエンド・フラッグシップ・スマートフォンが市場に戻ってくることを明らかにした。このフラッグシップ・シリーズは数年間にわたって音沙汰なかったが、「Find 9」筆頭に発売が再開されることになる。

地元メディアの憶測によると、このローンチで興味深いのは、新製品が Super VOOC(Voltage Open Loop Multi-step Constant-Current Charging)フラッシュ技術を搭載するかもしれない点だ。Super VOOC では、容量2,500 mah のバッテリー充電が15分間で完了する。5分あれば、約45%の充電が可能だ。この充電技術は2016年2月の Mobile World Congress で披露されたが、約2年が経過を経て Oppo はこの技術を改善したと考えられる。もし、Find 9 が Super VOOC を搭載していれば、間違いなく絶大なる注目を集めることになるだろう。

インターネット上に流出した Oppo のスマートフォン新モデル「Find 9」とされる写真

Oppo の VOOC 充電は現在、特定の Oppo デバイスを30分間で0%から75%まで充電することができる。Oppo は2015年、スマートフォン「Find 7」で VOOC Flash Charge 1.0 の提供を始めた。

Find 9 は、最高級のスペックを備えて登場することが期待されているが、正式なニュースは発表されていないものの、それと思わしき写真は複数インターネットに公開されている。TechNode(動点科技)は複数の業界筋の情報として、Xiaomi と Oppo から発表される新型スマートフォンが、顔認識ができる 3D センサー技術を備えて今年3月か4月にも登場するだろうと伝えた。

Oppo は、Huawei(華為)、Xiaomi(小米)、Vivo(維沃)と並んで、中国のトップスマートフォンメーカーの一つだ。2016年には、中国における市場シェアで、Oppo が Huawei をなんとか上回った。Oppo のオーナーは億万長者の Duan Yong Ping(段永平)氏で、世界的に見ても4番目に大きなスマートフォーンメーカーで、低価格モデルの販売で有名になった。

Oppo が市場展開しているのは約30カ国・地域だ。先週、Oppo は今春から、日本でスマートフォンを販売すると発表している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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