Ant Financial(螞蟻金融)、シリーズCラウンドで140億米ドルの資金を調達——待望のIPOを前に、さらなる憶測が行き交う

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Alibaba(阿里巴巴)の金融関連会社 Ant Financial(螞蟻金融)は、シリーズCラウンドのエクイティファイナンスで合計140億米ドルの資金を調達するため、投資家らと最終契約に入ったことを明らかにした。この額は、民間の資金調達で世界最高額となる。

同社の企業価値は非公開とされているが、Wall Street Journal が掲載した記事によると、今回のラウンドで最大1,500億米ドルになる可能性があるという。この超多額ともいえる資金獲得をきっかけに、待望の新規株式公開(IPO)に関する憶測がさらに行き交うこととなった。

同ラウンドは人民元と米ドルでの分割発行で行われる。人民元は同社が調達を行い、主に国内の投資家から資金を獲得。そして、米ドルは海外にある完全子会社 Ant International が行い、GIC(シンガポール政府投資公社)、Khazanah Nasional Berhad(マレーシア政府系ファンド)、Warburg Pincus、カナダ年金制度投資委員会(CPPIB)、Silver Lake、Temasek、General Atlantic など世界の一流機関投資家から資金を受ける。

e メールで送られた声明によると、新たに調達した資金はAlipayのグローバル化計画の促進、テクノロジーの開発に使われる予定。加えて、新興市場においてハイテク人材を育成し、コミュニティがデジタル変換から生まれるチャンスを上手く利用できるよう、投資を行っていくという。

Ant FinancialのCEOで経営執行役会長であるEric Jing氏は、以下のように述べた。

弊社のビジョンとミッションを共有してくれる投資家の皆様を、パートナーとして迎え入れられたことを大変嬉しく思います。これをきっかけに、包括的な金融サービスのさらなるグローバル化の促進、そして世界に平等な機会を提供するため、事業展開という旅に出ます。弊社は過去14年間にわたり、一般市民の生活や零細企業の変化に影響を与えられたことに誇りを持っており、それがモチベーションとなっています。これからパートナーの力をお借りしながら、戦略を加速させていきます。

その他ブロックチェーン、AI、セキュリティ、IoT、コンピューター能力といった新技術も前進させていく予定だ。

Ant Financial は主力サービスである Alipay(支付宝)をベースにグローバリゼーションを推進しており、インド、タイ、韓国、フィリピン、インドネシア、香港、マレーシア、パキスタン、バングラデシュで足掛かりをいち早く得ようとしている。昨年度(2018年3月31日締め)、Alipay はグローバルパートナーらと連携し、世界でおよそ8億7,000万人いる年間アクティブユーザ、そして中国国内の1,500万件を超える零細企業にサービスを提供した。

【原文】

【via Technode】

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