Suning(蘇寧電器)、上海で中国初の自動運転大型トラックの試験運転を開始

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Suning(蘇寧電器)は5月24日、上海にある自社の物流パークにおいて、同社の自動運転トラック「Xing Long 1(行龍一号)」の最初の走行テストを完了した。このテストは中国の e コマース企業が行う初の自動運転試験であり、同時に、人間によるインプットをほとんど必要としない同国業界初のレベル4テストだった。

現地の中国語メディアによると、Suning のスタッフが出発前にトラックの走行ルートを設定。トラックは安定した速度で走行し、自動で速度調節を行った。歩行者に遭遇すると、Xing Long 1 はそれを障害物と認識して停止。前方の障害が無くなるのを待って運転を再開した。

Xing Long 1 の積載能力は40トン。Plus AI(智加科技)によると、このトラックは高速道路では300メートル先の障害物を検知可能だという。トラックの巡航速度は時速80キロ。ブレーキングや障害物の回避行動をとる際の反応速度は25ms(ミリ秒)に設計されている。

Plus AI と Suning は、このトラックに LiDAR を含む複数のセンサーを搭載した。この分野を牽引する Tesla は、LiDAR は不要と考えている。しかしながら、Tesla の自動運転車が過去に起こした複数の事故においては、このセンサーの欠如が主要な原因の1つと疑われている

Plus AI は自動運転技術に特化した企業で、2016年に設立された。同社はスタンフォード大学と、中国における交通研究の権威、西安交通大学と協力関係にある。同社はさらに、SAIC Motor (上海汽車)や建機メーカーの Zoomlion(中連重科)を含め、中国の大手自動車メーカーとも事業パートナーシップを結んでいる。

Suning は、自社の自動運転技術に自信を持っている。大型輸送トラックの実際の運用においては、高速道路などの固定ルートが主になる。したがって道路状況と製造要件は旅客車両に比べてシンプルだ。同社が見るところ、自動運転トラックの正式ローンチに向けての大きな障害は行政の部分だ。現在の中国の法律では、この種の自動運転車の道路走行は認められていない。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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