
WeWorkがまた大きな資金調達を行った。シェアワークのハブを運営する同社は今回、中国事業の成長にフォーカスする。
WeWork Chinaは、SoftBank、SoftBank Vision Fund、Hony Capital、Temasek、Trustbridge Partnersから、シリーズBラウンドで5億ドルを調達した。この発表の約1年前に、WeWorkは中国でSoftBankとHony Capitalと協力し、WeWorkが経営する形の独立した組織を設立する予定であることを明かしていた。当時、この3つの組織はWeWork Chinaを5億ドルの資金でスタートすると明かしていたが、今回の資金調達で合計金額が10億ドルに達することになる。
2010年に創業したWeWorkは、世界の何百もの拠点でシェアワーキングオフィスを提供している。中国、日本、太平洋地域には別途事業体を設けている。WeWork自身は70億ドル強をすでに調達しており、世界でもっとも価値の高いスタートアップのひとつだ。さらに、350億ドルの評価額のもと、さらに資金調達をする過程に入っているという報道もある。
WeWorkのコーファウンダー、CEOのアダム・ニューマン氏は次のようにコメントする。
「今回の投資によって、WeWorkは中国各地のクリエイター、スモールビジネス、大企業をサポートするというミッションにさらに力を注ぐことができます。WeWorkは中国で、日々メンバーをサポートする卓越したチームを築き、世界にリーチしたい地元企業と中国市場に入りたいグローバル企業の橋渡しとしての役も担っています」
WeWork Chinaの組織が公式に運営を開始してからまだ1年ほどだが、WeWorkが中国でハブを運営するようになってすでに数年が経っており、現在は3都市の40拠点で2万名近くのメンバーを有するという。
ここ最近は、シェアワークスペースへの投資が過熱している。今年のはじめにはブルックリンに拠点を置くIndustriousが8000万ドルを調達し、米国各地に高級コワーキングスペースを拡大している。その直後には、Cambridge Innovation Centerが5800万ドルを調達し、グローバルにコワーキングハブを展開している。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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