本稿は、フランス・パリを拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens 氏によるものだ。Mark Bivens 氏の許諾を得て翻訳転載した。(過去の寄稿)
The guest post is first appeared on Mark Bivens’ Blog. Mark is a Paris- / Tokyo-based venture capitalist.

(2018年3月撮影、フランス大統領府公開の動画から)
誇らしいことに、私はすでに日本の有望な AI スタートアップに投資しているが、AI(人工知能)のイノベーションを伴った私のディールフローの多くは、今でもヨーロッパからのもので、その多くはフランスからだ。
AI におけるフランスの優位性は、今日の世界的なイノベーションにおける最高の秘密の一つかもしれない。
以前にも説明したように(ITMedia「日本企業が米国より欧州スタートアップと相性のいい理由」を参照)、フランスの教育システムでは、年齢の若い頃から高度なエンジニアリング分野を教えることに焦点を当てている。さらにフランス各地に点在する数多くの研究機関は、AI の専門知識と、AI の要素技術である機械学習や深層学習に対する〝肥沃な土壌〟を提供している。
この事実を証明する新たな見方がある。AI 技術のフレームワークの提供において、フランスは世界で最も多くの貢献をしている国の一つだ。千の言葉を並べるより一枚の画の方がわかりやすいので、この点に言及すべく以下のようなインフォラフィックを作成してもらった(グラフィックデザインについて、Truffle Capital の同僚 Lucile Nurit 氏に感謝する)。
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