東京に拠点を置くスタートアップ KabuK Style は先週、毎月定額で世界中の物件が住み放題になるサービス「HafH(ハフ)」の開始に向け、Makuake でクラウドファンディングを開始。200万円の目標額に対し3日間で500万円以上を集め話題となっている。HafH は来年1月、日本の長崎からサービスを開始し、対象物件を世界中へと順次広げていく。
HafH(Home away from Home)はその名の通り、毎月定額で家のように住み放題となるサービスだ。光熱費、ネット費用、敷金、礼金、保証金などは不要。ビジネス、学業、アート活動など目的をある程度明確に持った人たちが、利便性を求めて世界を旅しながら生活する「Co-living」という領域に属する。宿泊するだけでなく、仕事をしながら、その地で暮らせるという点で既存のシェアハウスなどと一線を画している。
ひところ前から、移動しながら職を得て生活できるリモートワークのプラットフォームとして「Jobbatical」や「Hacker Paradise」が人気だが、一方で暮らす場所を提供するスタートアップとしても WeWork が展開する WeLive のほか、「Common」「Outsite」「Roam」などが人気だ。この中で、日本から生まれた HafH がどのくらいユーザを伸ばせるのか、今後の動向が注目される。
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via KabuK Style
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