ニュースサマリ:仮想通貨やブロックチェーンに特化したオンライン学習サービス「PoL」を運営するtechtecは11月29日、サービス公開とエンジェルラウンドにおける資金調達の実施を公表した。出資した個人投資家の氏名や調達した資金額については開示されていない。
PoLが用意する学習テーマは仮想通貨およびブロックチェーン。それぞれのテーマにカリキュラムコンテンツが用意されており、会員登録をするとそれらを学習することができるほか、テストで習熟度をチェックすることもできる。利用は無料。
今回調達した資金で同社は独自トークンの発行を目指し社内体制を整備する。またオフライン講座についても実施を予定している。
話題のポイント:先日開催したNodeTokyoの会場で同社代表取締役の田上智裕さんに少しだけお話お伺いしたのですが、学習のモチベーション維持にトークンエコノミーを取り込むというのが主なアイデアのようです。その昔、ゲーミフィケーションと呼ばれたアチーブメントに応じたポイントを提供する代わりにトークンを渡すみたいなイメージですかね。
詳細はまだまだこれからのようですので具体的な実装ができた時にお伝えするとして、トークンをこういったインセンティブとして実装する考え方はALISと日本マイクロソフトが進めている投げ銭APIでも話題になっています。
最終的にこれらトークンが何らかの方法で市場流通して投機系の資金(もっと言うと法定通貨)がやってこないと、単なるゲーム内ポイントと何が違うんだ的なことになるのでこの辺りの経済圏デザインは非常に難しいところです。
一方で誰かがブレイクスルー見つけた瞬間に一気に広まる気もしてます。新しいビジネスモデルとしてブロックチェーンやトークン社会実装系の話題は引き続き注目しています。
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