テスラ×近鉄が目指す「電車の停電対策」ーーTESLA蓄電池「Powerpack」42台を導入

SHARE:

Capture.PNG

ピックアップTesla builds Powerpack system to provide backup power to Osaka train

ニュースサマリー:電気自動車の開発を行うTESLAは28日、自社の蓄電装置「Powerpack」を関西の私鉄である近畿日本鉄道へ提供開始したと自社Twitterにて公表している。

同社によればこの蓄電装置を用いることで、停電などの緊急事態が発生した際に電車を最寄り駅まで走らせることが可能となるという(TESLAは最大30分間の走行が可能となるとしている)。また、夏場のピーク時にはクーラーなど社内冷却用にも流用が可能になるなど、用途は多岐にわたるという。

また、今回大阪に作られたPowerpack施設はアジアでは最大級、そしてAPECにおいても4番目に大規模な設備だとされている。これはTESLAが電気自動車の開発・販売だけでなく、エネルギー供給企業といった観点でもビジネスモデルの構築していることが理解できる事例と言えよう。

 

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する