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Image credit: Tookitaki
金融機関が人工知能(AI)を通じ、持続的なコンプライアンスプログラムを開発できるよう支援するシンガポールのレグテックスタートアップ Tookitaki が、シリーズ A ラウンドで750万米ドルの資金を調達した。同ラウンドはアーリーステージのフィンテック企業を専門としたロンドン拠点の投資会社 Illuminate Financial がリードした。
また、既存の支援者であるJungle Ventures(東南アジア専門のシンガポール拠点ベンチャーキャピタル)、Enterprise Singapore、Supply Chain Angels、VWX Capital、そして銀行のシニア幹部が複数参加した。
設立者で CEO の Abhishek Chatterjee 氏が率いる同社は、2014年11月に法人化し、現在シンガポール、インド、アメリカにオフィスを構えている。Chatterjee 氏は次のように語っている。
今日、法令順守の持続というのはとても重要な問題です。金融機関は複雑な取引、多数のデータソース、そして厳しい規制要求に必死で対応しなければならないのです。
金融機関はルールに基づいたワークフローや手作業の調査に大きく依存するという時代遅れなシステムに多くの時間、リソース、お金を費やしています。
同氏は付け加えた。これは、規制の失効により財務上および評価失墜の大きなリスクがあるため、理想的な状況とは言えない。
Tookitaki の取締役会に Illuminate Financial のパートナー Mark Rodrigues 氏が参加する予定だという。
Tookitaki はアジアの大手銀行 United Overseas Bankと提携し、Anti-Money Laundering Suite(AMLS)を展開している。同社によると、AMLSは取引の監視や名前のスクリーニングにおいて生じる誤アラートを40~50%削減したという。また、Societe Generale などのグローバルな銀行に Reconciliation Suite を配備している。
同社はスタートアップの顧客を守ることを目的とした Infocomm Media Development Authority(IMDA)の [email protected] Digital プログラムに認可されている。
【via Tech in Asia】 @techinasia
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