グルメアプリ「SynchroLife」、ソフトバンクロボティクスの家庭向けモデル「Pepper for Home」にサービスを提供へ

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SynchroLife for Pepper
Image credit: Ginkan / Softbank Robotics

AI を活用したパーソナライズエンジンを搭載したグルメアプリ「SynchroLife(シンクロライフ)」を開発・運営する GINKAN は16日、ソフトバンクロボティクスが提供する「Pepper(ペッパー)」の家庭向けモデル「Pepper for Home」に、SynchroLife のロボアプリ版「SynchroLife for Pepper」の提供を開始すると発表した。AI が飲食店をレコメンドする体験を、Pepper との対話形式で受けられるようになる。

このサービスでは、Pepper が毎日1件のおすすめレストランを紹介。既存の SynchroLife モバイルアプリ( iOS および Android )とも連携し利用データが同期されるため、モバイルアプリもロボアプリも、使えば使うほど学習データが蓄積され、双方共により最適化されたレコメンドが実現される。

SynchroLife は今月初め、モバイルアプリを大幅バージョンアップし、店舗の検索機能を廃止し、レコメンドで飲食店を探せる「AI厳選」機能をリリースした。AI 厳選を使うことにより、SynchroLife では飲食店を探す行為が半自動化されたのに加え、今回リリースする SynchroLife for Pepper により、Pepper のグルメコンシェルジュ化にも貢献できるとしている。

2012年10月にローンチした SynchroLife は、2017年以降、大幅な機能改善が加えられ、飲食店のレビュー投稿に当事者の恣意的なバイアスが影響しないよう、ブロックチェーンや独自トークン「SynchroCoin」を活用したコミュニティ確立に傾倒してきた。日本語・英語・韓国語・中国語で、世界155カ国の飲食店に関する投稿に可能。現在19万件以上のレビューが掲載され、全登録ユーザーのうち約20%がレビューを投稿している。

GINKAN は、2017年9月にエンジェルラウンドで3,000万円を調達、2018年8月にシードラウンドで8,000万円を調達。2018年には Plug and Play Japan のアクセラレーションプログラム第1期のデモデイでは、FinTech 部門で聴衆からの最も多くの得票を集め「EXPO Winner」に表彰、今年3月に開催された FIBC 2019 のピッチコンペティションでは農林中金賞を受賞している。

via PR TIMES

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