学生の身元確認とカンニング防止を行う試験監督サービスをオンラインコース実施事業者に提供するプラットフォーム Examity は、資金調達ラウンドでボストンに拠点を置く未公開株式投資会社 Great Hill Partners から9,000万米ドルを調達した。 オンライン教育業界の現在の市場規模は40億米ドルだが、2023年までには210億米ドルに成長することが見込まれている。大規模公開オンライン…
Examity のホームページ
学生の身元確認とカンニング防止を行う試験監督サービスをオンラインコース実施事業者に提供するプラットフォーム Examity は、資金調達ラウンドでボストンに拠点を置く未公開株式投資会社 Great Hill Partners から9,000万米ドルを調達した。
National Center for Education Statistics のレポートによると、大学生全体のうち、約3分の1が最低でも1つのオンラインコースを受講している。企業が提供する e ラーニングの市場規模は現在約200億米ドルだが、2022年までには300億米ドルに成長することが見込まれており、遠隔試験の監督テクノロジーへの需要は増す一方である。
Great Hill Partners のパートナーである Chris Busby 氏は次のように述べた。
AI の商業利用が急速に広がっており、業界全体の収益も非常に好調だ。2018年における世界中の小売業の AI と機械学習への消費は20億米ドルと予想されていたが、Juniper Research が最近発表したレポートの予測によると、この数字が2022年までに年間73億米ドルに達するとのことである。実店舗の有無にかかわらず、小売業者はコスト削減や生産性の向上、より多くの情報を基にしたビジネス上の意…
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AI の商業利用が急速に広がっており、業界全体の収益も非常に好調だ。2018年における世界中の小売業の AI と機械学習への消費は20億米ドルと予想されていたが、Juniper Research が最近発表したレポートの予測によると、この数字が2022年までに年間73億米ドルに達するとのことである。実店舗の有無にかかわらず、小売業者はコスト削減や生産性の向上、より多くの情報を基にしたビジネス上の意思決定が、AI の採用を推進する主な要因になると考えている。Capgemini によると、それこそが小売業向け AI の採用が2016年から7倍にも成長した理由の1つであるという。
Vue.ai はこのトレンドから利益を得ようと目論んでおり、VC 資金を調達してさらなる成長の準備を整えている。AI スタートアップ Mad Street Den のサブブランドでカリフォルニアのフレモントに拠点を置く同社は4月24日、Falcon Edge Capital がリードするシリーズ B ラウンドで1,700万米ドルを調達したと発表した。このラウンドには Sequoia Capital India と KDDI Open Innovation Fund(KOIF)を運営するグローバル・ブレインが参加している。これにより同社の調達額は合計で2,750万米ドルになる(その大半は CEO で Mad Street Den の共同設立者の Ashwini Asokan 氏が出資している)。資金は従業員の増員や新規顧客の獲得に使われる予定。
小売業の未来はエンターテインメントにあります。現在の経験経済は新しい時代の始まりです。
Intel Labs に長年勤め、夫とともに2016年に Mad Street Den を設立した Asokan 氏は言う。夫はスタンフォード大学を卒業した神経科学者の Anand Chandrasekaran 氏である。
当然、Vue.ai にも競合となるスタートアップは存在する。Trendage は AI と、クラウドファンディングで集めたファッションに関する専門知識を使って、小売業者が顧客に適切な商品を勧められるようにしている。シンガポールに拠点を置く ViSenze は、e コマース専用のコンピュータビジョンプラットフォームで最近2,000万米ドルを調達した。しかし、Sequoia Capital India の CTO 兼ディレクターの Anandamoy Roychowdhary 氏は、同社の技術的な専門知識と、多様性に富む Mad Street Den が親会社であるという両面において Vue.ai が抜きんでていると考えている(Vue.ai のチームには IBM、Intel、DARPA の出身者がいる)。Mad Street Den は小売業向けだけでなく、エンゲージメント分析や IoT、モバイルゲーム向けの AI 製品も積極的に開発している。