Apple、Grabが支援する自動運転技術スタートアップDrive.aiを買収

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Apple は、Grab が支援する自動運転技術開発スタートアップ Drive.ai を買収したことを確認した。買収金額は開示されていない。

Grab は、Drive.ai が2017年9月に実施した1,500万米ドルの資金調達ラウンドでリードインベスターを務めた。これより前、同年6月に Grab はシリーズ B ラウンドで5,000万米ドルを調達しており、この際、同社のバリュエーションは約2億米ドルに達した。

The Information によると、Drive.ai は生き残りをかけて、2月に買収先を探し始めていた。そして今月、同社はカリフォルニアの当局に、6月28日の完全事業停止と従業員90名をレイオフするとの計画を通知していた。

Axios の報道によれば、Drive.ai が2週間前に事業停止し、Apple が数十名の従業員を含め Drive.ai の買収を確認したとしている。この数十名の従業員が、もともといた90名のうちからの残留か、別のスタッフ勢を意味するのかは明らかになっていない。

Apple はこの買収における詳細を開示していないが、ベンチャーキャピタルから Drive.ai が調達した7,700万米ドルよりも少ない金額が支払われると見られており、2年前の2億米ドルとされたバリュエーションは何ら根拠とならない、と Axios は伝えている。複数の情報筋によれば、Apple は従業員の雇用に加え、Drive.ai の自動運転車や他の資産を購入したとも伝えられている。

このニュースが明らかになった際には、Drive.ai は Grab のベンチャーキャピタルでインキュベーション部門である Grab Ventures の投資先として掲載されていた。Tech in Asia は Drive.ai について Grab にコメントを求めたが、得ることはできなかった。

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【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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