ピックアップ:Birth control delivery startup Nurx approaches $300M valuation
ニュースサマリー:8月15日、避妊薬のオンデマンド配達サービスを展開する「Nurx」がシリーズCラウンドのエクイティー及びデット・ファイナンス調達にて計5200万ドルの資金調達を実施した。
内訳としてはエクイティーでUnion Square Venturesと既存投資家のKleiner Perkinsを含む計5つの投資家から3,200万ドルを調達。デットファイナンスで2000万ドルを調達している。
Nurxは現在20万人の患者を抱え、月間平均20%の成長を達成している。同社は避妊薬デリバリーに加えて緊急避妊薬、STI及びHPVテスト及びスクリーニングキット、HIV感染リスクを減少させるピルPrEPなどの医薬品提供も行っている。
話題のポイント:Nurxの医薬品は顧客への簡単なQ&Aクイズをもとに処方箋が決められ、顧客の在住地域のドクターから承認を受けてから無料で配達される仕組みです。製品は患者の体調やライフスタイルをもとにパーソナライズされ、50以上のプロダクトの中から適切なものがピックアップされます。
また予期せぬ副作用や保険加入など、不明点はいつでもNurxのメディカル・チームにスマホから相談できるようになっています。TechCrunchのインタビューに対してNurxCEOの Varsha Rao氏は避妊という場合によっては一刻を争う問題に対して次のようなコメントをしていました。
効率化されたプラットフォームを提供することにより、深刻な判断を伴う問題を抱えている人々を支援できると考えています。避妊薬へ迅速かつ安価にアクセスできる医療プラットフォームの構築を手がていることにワクワクしています。
同社の評価額は本調達ラウンドで3億ドル規模まで上昇しています。現在Nurxのサービスは米国26州とワシントンD.Cにおいて提供されていて、今年の終わりまでに米国人口90%をサービス提供可能地域とすることを目標とするそうです。
Image Credit: Nurx
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