Schooのサービスインは2012年1月。海外では「Coursera」や「edX」「Udacity」「Codecademy」などいわゆる「MOOCs(Massive open online course)」というオンライン学習が次々と立ち上がっている時期でした。同社もユーザーを順調に集めて翌年に増資、さらに2013年、2015年といずれも数億円の増資を取り付けるなど、理想的な積み上げをしていきます。現在主力となった法人向けの研修事業が立ち上がったのもこの頃です。
シリコンバレー・サニーベールに本拠を置くアクセラレータ Plug and Play の日本プログラムである Plug and Play Japan は18日、同社として日本国内で初めてスタートアップへの投資を実行したことを明らかにした。18日、都内で開催中のイベント「Plug and Play Summer/Fall Summit 2019」の中で明らかにした。 初の投資先となるのは、P2P 保険…
左から:Plug and Play Japan 代表のPhillip Seiji Vincent 氏、Frich 代表取締役の富永源太郎氏、Plug and Play Japan インシュアテック担当プログラムリードの Chang Li 氏 Image credit: Masaru Ikeda
シリコンバレー・サニーベールに本拠を置くアクセラレータ Plug and Play の日本プログラムである Plug and Play Japan は18日、同社として日本国内で初めてスタートアップへの投資を実行したことを明らかにした。18日、都内で開催中のイベント「Plug and Play Summer/Fall Summit 2019」の中で明らかにした。
Plug and Play Japan では今後、1年あたり10〜20社程度の投資実行を予定。出資先は、Plug and Play のアクセラレータプログラムの参加スタートアップである必要はなく自由にエントリできる。募集するスタートアップのバーティカルに制限は無いが、「Plug and Play Japan や他の国で展開しているプログラムで、大企業との連携のあるバーティカルの方が強みを出しやすい(Plug and Play Japan 代表の Phillip Seiji Vincent 氏)」としている。投資判断にあたって、Plug and Play Japan はアメリカ本社とも連携する。
Image credit: Frich
Frinch は、P2P 保険のシステムを提供するプロバイダだ。サービスプロバイダではなく、システムプロバイダでは無いため、既存の保険会社と連携してサービスを提供する予定。ステルスで開発を進めているため詳細は明らかでは無いが、保険に加入したい複数のメンバーがオーナーと呼ばれるリーダー的人物に申し込むことで、安価な保険サービスが提供される見込み。当初は、スポーツ傷害共済や E コマースユーザ向けの返品送料共済などから着手するようだ。同社にとって、今回の調達は1月に実施した VOYAGE VENTURES からの調達に続くものだ(調達額不明)。