急成長続ける中国のスマートスピーカー市場

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A Xiaomi smart home display alongside its AI Speaker HD at a Xiaomi store in Dongcheng, Beijing on July 7, 2019. (Image credit: TechNode/Wei Sheng)

市場調査会社の Strategy Analytics が17日に発表したレポートによると、中国でスマートスピーカーを備えた家庭は約3,500万世帯あり、調査回答者の約59%が「スマートスピーカーがない生活なんて想像できない」と答えるほど、スピーカー人気が急速に高まっているという。

重要視すべき理由:中国市場に製品投入されてからわずか2年、ニッチなデバイスから家庭で最も人気のあるデバイスの1つへと進化したスマートスピーカー。今や中国は世界最大のスマートスピーカー市場と変貌した。

  • 人気が出た理由の1つとして、Alibaba(阿里巴巴)、Baidu(百度)、Xiaomi(小米)といった同国のハイテク企業大手による価格競争が挙げられ、平均価格が2017年の約100ドルから20ドル以下まで下がっている。

Strategy Analyticsの スマートスピーカー・スクリーン担当ディレクターである David Watkins 氏は、以下のように語っている。

中国におけるスマートスピーカー市場は、目まぐるしいスピードで成長しています。この調査結果は、中国の消費者がスマートスピーカーから利便性とエンターテインメントの価値を大いに享受していることを示しています。スマートスピーカーは今後数年以内に大半の世帯で利用されるようになると思います。

詳細情報:同レポートによると、現在スマートスピーカーを所有していない調査対象者の約63%が「来年中に購入する予定がある」と答え、他の22%は「後に購入する予定」と回答している。

  • 最も有名なブランドは Xiaomi であり、調査を受けた消費者の71%が「スマートスピーカーを販売しているスマートフォンメーカー」と認識している。一方、ブランドに関しての同じ質問を投げかけたところHuawei(華為)は53%、Baidu は47%、Alibaba は37%であった。
  • 回答者(1,044人)の半数以上が複数のスマートスピーカーを所有しているが、これはスマートディスプレイが一般家庭の3分の1まで普及している中国市場では特段珍しいことではない。

背景:4月、世界最大のスマートスピーカー販売会社である Amazon が、自社製品 Echo ユーザの一部から音声コマンドを聞くために、何千人もの労働者を雇用したと報道された

  • このニュースをきっかけに、消費者は「スマートスピーカーが会話を盗聴し、プライバシーを侵害しているのではないか」と懸念を示している。しかし調査会社 Canalys によると、これが世界的な販売停滞とはならず、第2四半期には前年比55%増加して、2,610万台が販売された。
  • 中国のスマートスピーカー市場における第2四半期の総出荷数は1,260万台とほぼ倍増しており、同時期に610万台を出荷したアメリカ市場の2倍以上になった。
  • 検索エンジン最大手である Baidu は、第2四半期の売上台数が450万台を突破(前年同期比3,700%増)。その結果 Google を上回り、世界第2位のスマートスピーカーサプライヤーに躍り出た。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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