買取モール運営のウリドキ、フィギュア版StockXの「4real(フォーリアル)」をローンチ——出品時にフィギュアを真贋鑑定

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左から:ウリドキ 4real事業部 鈴木菜那氏、代表取締役 木暮康雄氏、4real 事業部長 野尻航太氏
Image credit: Uridoki

買取モール「ウリドキ」を運営するウリドキ(旧社名ウリドキネット)は17日、フィギュアに特化した真贋保証付きの越境売買プラットフォーム「4real(フォーリアル)」をローンチした。4real は個人間でフィギュアの原則として未開封品を売買できるプラットフォームだ。取引時に全ての商品をでウリドキ真贋鑑定し認証を添付、偽物を排除し本物のフィギュアのみが取引される仕組みを実現する。

フィギュアの取引においては、偽物の横行が問題になっている。ウリドキがが独自に行った調査では、秋葉原にあるフィギュアを取り扱うリユース店15店舗に「偽物のフィギュアは出回っているか?」という質問を行ったところ、8店舗が「出回っている」と回答し、また「実際に偽物・海賊版フィギュアを売りにくる人が増えてきている」や「偽物は専門家が見れば分かるが素人には分からない」との回答が得られたという。

「4real」
Image credit: Uridoki

ウリドキでは買取モールを通じて買取専門店にフィギュアの買取を仲介してきたが、こうした買取専門店との関係性を生かし、真贋鑑定を売りにしたフィギュア買取に特化したサービスを立ち上げることにした。主に、版権シール、顔の表情、彩色のむら、箱の印刷、においと弾力などから総合的に真贋を判断する。日本のフィギュアは海外でも人気があり、その裏返として、中国で大規模な海賊版フィギュア工場が摘発されたりしているが、4Real では、複数言語・PayPal 決済により海外需要にも対応する(当初、出品は国内からのみ)。

真贋鑑定をつけた買取サービスを展開するスタートアップとしては、アメリカで先行する 「StockX」が有名だ。「Collectibles」のカテゴリにフィギュアも数多く取り扱うが、基本的にはスニーカーの扱いを最も得意とする。そのほか、アメリカの「GOAT」、日本では「モノカブ」や「kckc(キクシー)」、東南アジアでは「Novelship」、中国では「Poizon(毒)」などの転売・買取サイトが現れているが、スニーカーの取扱が主だ。4real は、フィギュアに特化したことで競合優位性を確保し、世界市場に対してはクールジャパンに強いことをアピールしていくとみられる。

Image credit: Uridoki

ウリドキは買取価格比較サイトからスタートし、その後、複数の買取店が参加する買取モールにピボット。2018年には、バーコードスキャンだけで不用品を買い取ってもらえるアプリ「PICOL(ピコル)」をローンチした(現在はサービスを終了)。これまでに3.3億円を調達しており、昨年には買取店向けに中古品の海外実勢価格を提供する目的で、「eBay.com」を運営する日本法人イーベイ・ジャパンと提携した。

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