買取モール運営のウリドキネット、「eBay.com」運営と業務提携——中古品の海外実勢価格を提供、買取店の査定時価格適正化を支援

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左から:ウリドキネット 代表取締役 木暮康雄氏、イーベイ・ジャパン ビジネス開発部部長 岡田朋子氏
Image credit: Masaru Ikeda

買取モール「ウリドキ」を運営するウリドキネットと国際オンラインマーケットプレイス「eBay.com」を運営する日本法人イーベイ・ジャパン(eBay と略す)は26日、都内で記者会見を開き業務提携を締結したと発表した。ITを活用したリユース市場における C2B 事業を促進するウリドキネットと、B2C 事業を運営し日本から海外への販売の60%が中古品を占める eBay が手を組むことで相互補完を図る。今回の業務提携を通じて、ウリドキネットは eBay が持つ海外実勢価格を入手できるようになり、ウリドキに登録している買取店にその価格を参考にできるサービスを今日から開始する。

イーベイ・ジャパン ビジネス開発部部長 岡田朋子氏の説明によれば、古物商免許の制度や鑑定士による真贋判定など日本の中古市場は成熟しており、日本発の中古品は状態が良く偽物が少ないため、世界的に見ても評価が高いのだそうだ。eBay から販売される日本発の出品は、売上金額ベースで中古品が6割を占める。日本のセラーから出品された商品は海外にも販売されており、北米向け約57%、ヨーロッパ向け約18%、アジア向け約16%に上る。世界から求められる中古品は、主にハイブランド中古商材、世界に知られている日本メーカーの商材、オタクなど日本特有のカルチャー商材などだ。

買取店の画面に表示された「海外実勢価格」の事例を説明する木暮氏
Image credit: Masaru Ikeda

中古品によっては、国内に流通させるよりも海外に流通させた方が高額で取引される場合があるため、ウリドキに出店している約3,000店舗の買取店は、eBay から提供された商品毎の海外実勢価格を参考にして、売主に査定時の買取価格を提示できるようになる。海外流通の可能性が生まれることで、中古品の売主にとっても買取店にとっても、取引がより高額になる可能性も期待できる。

ウリドキネット 代表取締役 木暮康雄氏によれば、海外実勢価格の提供機能を買取店向けにスマートフォン、カメラ、高級腕時計、ブランドバッグの4つのカテゴリから着手し、将来には買取店が簡単な操作で eBay に出品できるような仕組みも構想しているとのことだった。

eBay.com とウリドキの連携内容について
Image credit: Masaru Ikeda

ウリドキネットは、ウリドキを2013年12月にローンチしており(当初は買取価格比較サイトとしてβ運用、2016年8月に買取モールにピボットし正式サービスに移行)、β運用の期間を含めると約5年半の歴史を持つ。買取会社各社との広範なネットワークを武器に、リアルタイム相場を反映した価格の鮮度や価格数(買取価格を提示できる商品バリエーションの多さ)に自信を見せる。直近では今年2月にはエルテス(東証:3967)、ディップ(東証:2379)、東急不動産ホールディングス(東証:3289)から約1億5,000万円を調達している。

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