バーチャルタレント事業展開のActiv8(アクティベート)、VRライブシステム開発などで約10億円を調達——小学館、Too、ホリプロらから

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Image credit: Activ8

バーチャルタレント支援プラットフォーム「upd8(アップデイト)」を展開する Activ8(アクティベート)は1日、小学館、Too、ホリプロらからシリーズ C ラウンドで約10億円を資金調達したことを発表した。これら3社以外の投資家、金額内訳、評価額などは開示されていない。Activ8 にとっては、2018年8月に実施した、Makers Fund と gumi からの約6億円の調達に続くものとなる。

Activ8 は2016年9月の創業。2017年12月に Tokyo XR Startups の第3期から輩出され、仮想空間でのタレント活動を行う 、VTuber(バーチャル YouTuber)の活動支援や育成を行う Upd8 を展開している。同社所属の Upd8 メンバーとしては、「キズナアイ(loveちゃん)」「かしこまり」「ふくやマスター」などが有名。

Activ8 では今回調達した資金を使って、VR ライブシステム「Spectacle(仮称)」をはじめとした XR(VR、AR、MR など)コンテンツ事業、海外事業展開を加速させるとしている。今回の出資者の1つである Too とは業務提携も行い、バーチャルタレント事業における機材ならびにシステムとサービスの提供や、バーチャルタレントとのコラボレーション商品の開発などを行う。

前出の Spectacle(仮称)は、マルチデバイス対応の次世代 VR コンテンツ提供を目指して Activ8 が現在開発中の VR ライブシステム。ハイエンドグラフィックをリアルタイムストリーミングで視聴可能な VR ライブに加え、VR と同時に YouTube 等オンライン動画プラットフォームにおける視聴でも、音楽ライブの体験価値を高いユーザ体験で提供することを追求するとしている。

以下は、Spectacle を用いて制作された VR コンテンツの一例。

via PR TIMES

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