ロンドンを拠点にオープンバンキング API などを提供する BaaS(Banking as a Service)スタートアップの Railsbank は7日、グローバル・ブレインから資金調達を受けたことを明らかにした。調達ステージはシリーズ A+ ラウンドで、昨年9月に1,000万米ドルを調達したシリーズ A ラウンドのエクステンションラウンドとなる。グローバル・ブレインからの調達額は明らかになっ…
Image credit: Railsbank
ロンドンを拠点にオープンバンキング API などを提供する BaaS(Banking as a Service)スタートアップの Railsbank は7日、グローバル・ブレインから資金調達を受けたことを明らかにした。調達ステージはシリーズ A+ ラウンドで、昨年9月に1,000万米ドルを調達したシリーズ A ラウンドのエクステンションラウンドとなる。グローバル・ブレインからの調達額は明らかになっていない。Crunchbase によれば、Railsbank の累積調達金額は1,440万米ドル。
Railsbank は、Nigel Verdon 氏(現 CEO)により2015年に設立。Verdon 氏は2008年に設立された国際送金 API を開発する Currencycloud の創業者で元 CEO だ(ちなみに、Verdon 氏は Railsbank の業務に集中すべく Currencycloud の CEO を2017年に退任した。Currencycloud は今年1月、シリーズ E ラウンドで日本の SBI や Visa から8,000万米ドルを調達している)。
クレジットカードの決済の分野で言えば、Stripe が導入した RESTful API を使った決済インターフェイスにより、この分野の事業形態がかなり民主化されたと言える。モバイルアプリや Web アプリの中にクレジットカード決済の仕組みを包含できるようになったからだ。Railsbank が実現しようとしているのはバンキング(銀行業務)におけるそれであり、さまざまなアプリに Railsbank の API が連携されることで、ユーザは銀行アプリや銀行や銀行インターフェイスを介さずに、送金・入金・出金などが可能になる。
アメリカの電気自動車メーカー Tesla の「Model Y」は、同社の上海工場の生産ラインから予想よりも早く出荷開始となるかもしれない。TechNode(動点科技)は3月26日、Tesla がコンパクト SUV 用に2.2億人民元(約33.9億円)相当の部品を中国の自動車部品サプライヤーに発注したことを確認した。 重要視すべき理由:現地で部品の調達と車両の組み立てを行うことで、利益を落とさずに車…
2020年1月、中国 Tesla のウェブサイトに発表された情報によれば、Model Y のコンパクト SUV は44.4万〜53.5万人民元(約680万〜830万円)で販売される予定。 Image credit: Tesla
アメリカの電気自動車メーカー Tesla の「Model Y」は、同社の上海工場の生産ラインから予想よりも早く出荷開始となるかもしれない。TechNode(動点科技)は3月26日、Tesla がコンパクト SUV 用に2.2億人民元(約33.9億円)相当の部品を中国の自動車部品サプライヤーに発注したことを確認した。
中国の株式投資会社であるBohai Secuties(渤海証券)が2月下旬に発表したレポートによると、Tesla は中国事業のサプライチェーン全体を現地化すれば、中国製 Model 3 セダンの材料費を13%削減できる可能性があるという。
このレポートによると、中国製 Model 3 の粗利率は、アメリカ製部品を使ったときの 20%に対し、すべて現地生産部品を使用した場合には49%に向上する。全て中国製部品にすることで価格は21万人民元(約320万円)まで下がり、現在の29.9万人民元(約460万円)より3分の1低い価格となる可能性がある。
詳細情報:中国メディアによると、中国 Tesla は最近、上海証券取引所上場の自動車部品サプライヤーの Joyson Electronics(寧波均勝電子)に対し、上海工場での Model Y 生産用の電子制御装置2.2億人民元(約30.8億円)相当を発注した。
同社の担当者は3月26日、TechNode からの連絡を受け発注を確認し、いくつかの事業部門が Tesla から異なる金額で注文を受けていたことを付け加えた。
Joyson Electronics は、部品を Tesla に納入する時期について、生産量に対応べく大量に生産を行っているとだけ述べた。
Joyson Electronics は先月、Tesla に現地生産の Model 3 とModel Y の部品を5年間にわたって供給することを決定しており、その注文額は15億人民元(約230.9億円)相当と予想されている。
Tesla は1月初旬に中国生産の Model 3 セダンの納入を開始したが、これは CEO の Elon Musk 氏が式典で Model Y を上海工場で生産すると述べたのとほぼ同時期である。
中国製 Model Y が出荷されるのは、当初の目標であった2021年よりも早くなりそうだ。Tesla のニュースサイト「Teslarati」が上海拠点の Shengang Securities(申港証券)と打ち合わせ記録を引用した話によれば、早ければ10月にも生産に着手する可能性があるという。
アメリカ EV大手の Tesla は、コンパクト SUV を拡大しようとしている。上海工場は、上海市政府の支援を受けて、2月10日に Joyson Electronics と部分的な操業を再開したが、まもなく車の部品がダウングレードしていると、顧客から苦情が寄せられた。
Tesla の外務担当副社長であるTao Lin(陶琳)氏は3月、中国メディアに対し、同社の生産能力は新型コロナウイルス流行前のレベルまで回復しており、週に約3,000台の生産能力があると語った。同社は今年初め、サプライチェーンの約30%が現地化されており、7月までに70%、年末までに100%にその割合を増やすことを目指すと述べた。
背景:Joyson Electronics は、 Tesla の上海工場から数マイル離れた所にある子会社と共に、Tesla からヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)部品やエアバッグなどのセーフティ製品を75億人民元(約1,155億円)以上受注している。TF Securities(天風証券)は今年2月、契約全体が年平均で最大25億人民元(約384.9億円)の売上に達すると見積もった。