Baidu(百度)、5年で500万人のAIエキスパート育成へ

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Image credit : baidu

ピックアップ:In the next ten years, it is estimated that by 2030, the number of Baidu intelligent cloud servers will exceed 5 million.

ニュースサマリー:中国検索大手のBaidu(百度)は6月19日、今後10年で人工知能、チップ、クラウドコンピューティング、データセンターを拡大する大規模な計画を発表。2030年までに500万台のインテリジェントクラウドサーバーを導入すること、今後5年で500万人のAIエキスパートの育成を予定していると伝えている。

重要なポイント:中国大手テック企業のBATでクラウド・AIへの投資が拡大している。Alibaba(阿里巴巴)は4月に今後3年間でクラウド事業に2,000億元(約3兆円)投資すると発表。また、Tencent(騰訊)も5月に今後5年間で5,000億元(約7兆6,000億円)をクラウド・AIに投資すると発表しており、2社に続く形の発表となる。

詳細情報:Baiduは2030年までにインテリジェントクラウドサーバー導入の500万台超えを目指し、AIのグローバルリーダーになる意気込みを発表。500万台の根拠として、2019年のグローバルでのサーバー出荷の約50%であり、Baiduのクラウドサーバーの処理能力は世界上位500のスーパーコンピューティング能力の合計の7倍と伝えている。

  • 現在、Baiduは北京、保定、蘇州、南京、広州、陽泉、西安、武漢、香港を含む10以上の地域をカバーするデータセンターを保有。
  • 今後5年間でAIエキスパートをトレーニングする。Baiduはこれまでに復旦大学、武漢大学等の200以上の大学と連携して、ディープラーニング・AIに関するコースを共同で開発している。
  • Baidu CTOのWang Haifeng氏はフォーカスとして、人工知能・クラウドコンピュータ・5G・IoT、ブロックチェーン等の新興技術が主要な技術になると語っている。
  • 今回の大規模な計画についてBaiduは具体的な投資額を発表していないが、Alibabaが4月、Tencentが5月に発表したように、BATによるインフラ・AI投資は加速している。
  • 北京では「新インフラ構築を加速するための北京行動計画(2020-2022)」を発布し、Baiduはその後新しいインフラマップもリリースしている。
Image credit : baidu

背景:中国政府は、2019年に180の大学のAI関連専攻の設置申請を承認したと発表している。前年は35大学のみであり、2030年までにグローバルAIリーダーになることを計画として持つ中国でのAIエキスパートの育成に大学だけでなく、企業も大型投資を行っている。

執筆:國本知里/編集:岩切絹代・平野武士