Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから。
情報筋によると、スイスの金融大手 UBS Group は、Ant Group(螞蟻集団)が支援する Paytm に4億米ドルを投入する可能性があるという。ブルームバーグは情報筋の話を引用し、次のように報じた。
UBS Group は、世界で2番目に人口の多い国で急成長するデジタル決済市場への賭けとして、最も時価総額の高いインドのスタートアップ Paytm に4億米ドルを出資する協議を行っている。

UBS Group は同社の一部クライアントと緊密に連携し、Paytm のスタッフのグループから株式を購入するための交渉を行っている、と情報筋は付け加えた。早ければ今月中にも取引が成立する可能性があるが、交渉が決裂する可能性もある。情報筋によれば、Paytm はこの取引の一環として、新たな資金調達は行わないようだ。UBS Group と Paytm の関係者は、この件に関してブルームバーグが求めたコメントを拒否した。
2010年に設立された Paytm は、携帯電話のトップアップサービスとしてスタートした。その後、送金や手形決済サービスのほか、事業者や個人向けローンも提供するインド最大級の決済アプリに成長した。Paytm は2019年11月、アメリカの資産運用会社 T Rowe Price がリードしたラウンドで、160億ドルの評価額で10億米ドルを調達したと発表した。
Paytm の CEO 兼創業者の Vijay Shekhar Sharma 氏は最近、新型コロナウイルス感染拡大から Paytm の採用が急激に伸び、同社は今年黒字化すると予想していると述べた。
我々は今年、うまくブレークスルーでき、利益を出し始めるだろう。2020年はコロナ禍にありながら、資産運用口座のみならず、融資でもマネタイズができたことに驚いた。(Sharma 氏)
【via Tech in Asia】 @Techinasia
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待