LA発使い捨てカメラ風写真SNS「Dispo」、セレブ多数からシリーズA調達——日本社員1号で、日テレの元ディレクターが参画

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Dispo のチーム。中央のセクション最後列中央が CEO の Daniel Liss 氏。左セクション中央が日本採用第一号となる米永圭佑氏
Image credit: Jaimar Viray

ロサンゼルスに本拠を置く Dispo は9日、シリーズ A ラウンドで資金を調達したことを明らかにした。Crunchbase によれば、このラウンドに参加したのは、Sofia Vergara 氏、Raven B. Varona 氏、アスリートの Kevin Durant 氏、Cara Delevingne 氏、著名写真家の Annie Leibovitz 氏らセレブリティ多数。調達金額は明らかになっていない。

Dispo は今年2月に Spark Capital のリードでシリーズ A ラウンド(2,000万米ドル)を調達していたが、共同創業者である David Dobrik 氏が率いる YouTubeチーム「VlogSquad」の元メンバーによる性的暴行疑惑が明るみになり、Spark Capital は Dispo との関係を断つと発表し、Dobrik 氏は Dispo の役員を辞任していた。

なお、Dispo は5月1日付けで、日本市場における代表(コミュニティマネージャー)に米永圭佑氏が就任したことも明らかにした。Dispo 初の海外拠点における現地採用第一号となる。米永氏は Dispo に参画する前、日本テレビで「クラッシュパーク」「有吉ゼミ」「有吉の壁」など有名人気番組のディレクターを務めていた人物だ。

Dispo
Image credit: Dispo

Dispo は今年2月の再ローンチ以降、2月と3月にはアメリカのアプリストア「写真/ビデオカテゴリ」でトップ10入り、4月には日本・ドイツ・ブラジルでオーガニック流入だけでトップ10入りを果たした。これまでに、全世界でダウンロード件数が500万件超、アプリ内写真撮影が1億枚を突破している。

Dispo CEO の Daniel Liss 氏は、これまでに複数回来日経験があり、焼酎マイスターの資格を持つなど日本への造詣が深い。BRIDGE の取材に対し、Liss 氏はユーザが増え続ける日本市場の期待に応えるべく、「日本市場に賭けたい」とその意気込みを語った。今回の調達発表および日本市場進出を機に、これまで招待制だった Dispo は、アプリをダウンロードするだけで誰でも利用可能になる。

<参考文献>

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