家計簿プリカ「B/43」のスマートバンクが10億円調達、グローバルブレインやANRIら出資ーーアプリだけで開設できるペア口座も提供開始

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ニュースサマリ:家計簿プリカB/43(ビーヨンサン)を展開するスマートバンクは7月15日、都内で記者会見し、新機能となる「ペア口座」の提供開始および第三者割当増資の実施を公表した。増資を引き受けたのはグローバル・ブレイン、ANRI、BEENEXT、SV FRONTIERとVOYAGE GROUPが共同で立ち上げたSV-FINTECH Fund、GMO Venture Partners、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、AGキャピタル、Heart Driven Fundの9社。調達した資金は10億円で、詳細は非公開ながら2020年中に払い込みは完了している。

今年1月に公開した家計簿プリカ「B/43(ビーヨンサン)」はVisaプリペイドカードと家計簿アプリがセットになった支出管理サービス。プリペイドカードに予算をチャージして支払いに使うことで明細が自動記録されるので、手入力などの面倒なく家計の管理が可能になるほか、プッシュ通知で残額などを教えてくれるので使いすぎなどの防止にも役立つ。ポケットというサブ口座を仮想的に作ることで、封筒家計簿(使途に応じて使える金額を管理する家計管理の方法)のような使い方もできる。

iOSアプリで提供されており、現時点でカード発行手数料や現金のチャージ手数料、年会費などは無料。6月16日からはセブン銀行と提携し、コンビニなどで利用できるセブン銀行ATMからの入出金にも対応している。入金手数料は無料で出金については月に2回まで無料となっている。同社はプリペイドカードを扱うことから資金移動業者としての登録も完了させており、入出金やユーザーの残高管理、本人確認システム(eKYC)並びにVisaのネットワークを通じた決済システムを自社で独自に開発している。

家族で口座を管理するペア口座

今回発表されたペア口座は夫婦やカップルなど家計を共有して管理したいユーザー同士で開設することができる機能。ペア口座専用のプリペイドカードが発行され、これを支払いに使うことでリアルタイムに両者の支出管理が可能になる。通常、金融機関などで提供されるペア口座・ファミリー口座はそれ自体を開設する手間や、個人の口座とは別に用意することから管理の面で問題があった。

B43のペア口座はアプリ上で口座の切り替えができるもので、残高や入出金の履歴確認などはそれぞれのアプリから可能。ペア口座はユーザーがパートナーとなるユーザーのQRコードを読み込むことで開設することができる。利用料は無料でアプリから申し込むことができる。

スマートバンクの設立は2019年4月。フリマアプリ「FRIL(現・ラクマ)」を生み出した堀井翔太氏(CEO)、堀井雄太氏(CTO)、takejune氏(CXO )が共同創業した。2012年創業のFRIL(運営会社はFablic)を2016年に楽天へ売却した後、個人投資家とスタートアップをつなぐサービスをリリースするなど、次の事業を模索していた。

こちらの記事に会見の内容を踏まえた考察を追記した。

 

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