本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載
AI を中心とする DX 人材の育成サービスを提供するアイデミーと KDDI は11月24日、地域の DX 人材育成に関する業務提携契約を締結した。また、アイデミーは、地方創生を推進する地元企業やベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Regional Initiatives Fund 1号」を通じて KDDI から資金調達したことも明らかにした。
両社はこの業務提携により、DX 人材育成コンテンツを共同開発し地域企業に提供することで、DX 人材の育成に貢献する。また、プロジェクトの企画から運用まで一気通貫で行う伴走支援を通じて、地域の企業や自治体と共に DX 人材育成を推進する。さらに、デジタル人材の育成支援を行う KDDI グループのディジタルグロースアカデミアとも連携し、DX 教育を提供する体制を強化する。

今、DX の波は地域にも及びますが、それを担う人材不足に悩まされている現状があります。我々だけではカバーしきれなかった「地域企業」や「自治体」へのアプローチは、日本全国に大きなネットワークを持つ KDDI との連携の下だからこそ叶うものです。誰でも、どこでも学習できる e ラーニングの強みを最大限に生かしながら、アイデミーのミッション「先端技術を、経済実装する。」の実現に向けて、KDDI とともに地域の DX を推進していきます。(株式会社アイデミー 甘粕 貴大氏)
アイデミーは AI や機械学習に関するスキルを手軽に学べる、学習プラットフォームを構築しています。 eラーニングでは、ディープラーニングや自然言語処理など今話題の技術の基礎知識を習得できるだけではなく、環境構築なしに、ブラウザ上でコードを書きながらすぐに演習ができます。近年、特に地域においては企業や自治体で DX を牽引する人材が求められているため、基礎的な知識から実務に役立つコアスキルまで学べる教育コンテンツの提供を通じて、地域の DX を推進していきます。(KDDI 地方創生推進部 全 詠九氏)
アイデミーは2014年に東大学生ベンチャーとして創業(当時の社名は Goods株式会社)。大学研究室での機械学習応用系の研究やクライアント企業のアプリケーション制作・データ解析の知見をもとに2017年12月、AI 特化のプログラミング学習サービス「Aidemy」を正式ローンチした。現在は、AI を中心とする DX 人材育成のための e ラーニングプラットフォーム「Aidemy Business」や、企画から運用までを一気通貫で支援するプロジェクト伴走型支援サービス「Modeloy」を提供し、企業の DX 推進を支援している。
KDDIは、SDGsの達成に向け、事業を通じて解決する社会課題の一つとして、地方創生および教育 事業に取り組んでいる。人財育成、ICT を活かしたビジネスの知見やファンドを軸にした地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進している。
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