大学の資金調達と卒業生ネットワーク活性化を支援するAlumnote、UTECと東大IPCからシード資金を調達

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大学のファンドレイジングとアルムナイネットワークを活性化するプラットフォームの開発を行う Alumnote は1日、シードラウンドで東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)と東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)から資金調達したと発表した。なお、調達金額は明らかになっていない。

国立大学の基盤的収入である国立大学運営費交付金が年々減少しており、大学は自立的な経営を実現するため、早急な体制構築を求められている。一方海外では、2021年のハーバード大学の基金は1年で110億米ドル増加し、基金の規模は過去最大の532億米ドルに達した。また、大学基金の運用では、ハーバード大学の前年運用成績は34%、米エール大学では前年比40%など好成績を収めている。

世界トップ大学では寄付金基金の元手を多く占めるのは卒業生などの有志による寄付金で、近年、ハーバード大学、州立カリフォルニア大学、清華大学など、世界のトップ大学においては、卒業生などの有志による寄付金が数百〜千億円規模で集まり、ハーバード大学では、収入の半分近くが寄付金とそれらを基に組成された基金の運用益によって賄われている。

日本では2021年9月末に東京大学が発表した、目指すべき理念や方向性をめぐる基本方針「UTokyo Compass」の中で、渉外活動及び卒業生ネットワークに関する新たな目標が設置された。他にも多くの日本の大学で寄付金に関する目標が掲げられている。Alumnote では大学コミュニティの活性化とアルムナイネットワーク構築を行い、大学に戦略的なファンドレイジング支援を行う。

via PR TIMES

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