貸付投資のファンズ、個人が三菱UFJ銀行にお金を貸せる「Money Canvasファンド」をローンチ

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「Money Canvas」
Image credit: MUFG

企業と個人をつなぐ貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds」を運営するファンズ(旧クラウドポート)は24日、三菱 UFJ 銀行を借り手として個人がお金を貸せる「Money Canvas ファンド #1」を公開した。このファンドは予定運用期間約11ヶ月で、年率換算後の予定利回りは1%(税引前)。シリーズファンド(複数のファンドの出資金が同一の借り手企業に一つの金銭消費貸借契約でまとめて貸し付けられるファンド)として、2022年2月上旬までに総額3億円の募集を予定している。

三菱 UFJ 銀行は今月、Finatext グループらの金融インフラ・データ基盤を活用して開発した総合資産形成サービス「Money Canvas」を正式ローンチした。Money Canvas ファンド #1の商品概要については、Money Canvas 上に掲載される。Money Canvas には複数のスタートアップが参画しており、ファンズのほか、ポイント・株式交換サービスを STOCK POINT や大和証券グループの CONNECTが、ロボアドバイザーサービスを三菱 UFJ モルガン・スタンレーとウェルスナビが提供している。

「Money Canvas」
Image credit: MUFG

ファンズは、サイバーエージェント出身で、これまでにマーケティング支援事業をイグジットさせている藤田雄一郎氏が2016年に創業。2020年2月段階で口座開設者数は約2万名、運用残高は2019年段階で6.7億円。2019年11月の GRASSHOPPER のピッチで、藤田氏は2026年までに運用残高1兆円の達成を目指すとしていた。昨年11月にはメルペイ残高でメルカリに貸付投資ができる「メルカリ サステナビリティファンド」をローンチ、今年4月にはシリーズ C ラウンドで約20億円を調達し、累計調達額は32億円に達している。

via PR TIMES

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