btraxと井口尊仁氏、デザインで大企業のweb3導入を促すプログラムをローンチ——Rippleとも提携

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btrax CEO Brandon Hill 氏、連続起業家で Audio Metaverse CEO の井口尊仁氏
Image credit: btrax

サンフランシスコを拠点とするデザイン・メディア・エージェンシーの btrax の CEO Brandon Hill 氏と連続起業家の井口尊仁氏は1日、共同で btrax 内に Web3 Design Lab(W3DL)をローンチすることを明らかにした。井口氏は以前に BRIDGE でも取り上げた「Dabel(すでにサービスを終了)」の流れを組む音声系スタートアップ Audio Metaverse を経営しているが、これと並行して W3DL の運営に取り組むことになる。Hill 氏と井口氏は双方の役割を、「デザイナーとエンジニアの関係のような位置づけ」とした。

このプログラムは、日本の大企業や地方自治体が web3 に取り組むための手立てを提供しようとういうもの。プログラムは一年単位で、ワークショップ、プロトタイピング、セミナーなどで構成される。今からちょうど7年前、btrax がコワーキング・スペース「D.Haus」をオープンし、福岡市などがシリコンバレー拠点を置いたのを報じたことがある。今回はその web3 版と見ることもできるが、一方で、大企業が web3 を理解した上でアウトプットを出せるように支援する色合いが強い。

Hill 氏と井口氏は共にシリコンバレーを拠点としており、互いを知ってから10年以上に及ぶ間柄。btrax が創業から18年にわたり企業のビジネスやプロダクトのデザインを手がけてきたことから、一般的に表現が難しい web3 の技術やビジネスを可視化・言語化することにも長けている、と井口氏は評す。大企業が理解しやすい形で web3 の真髄を btrax が伝え、web3 ならではのアイディエーションに井口氏が関わることで、大企業の web3 導入の加速を目指す。

なお、今回 W3DL のオフィシャルパートナーとして Ripple が参加することも明らかになった。Ripple は国際送金などを手掛ける web3 系ユニコーンだが、同社のブロックチェーンインフラを W3DL の参加者に活用してもらうことで、アジア太平洋地域における社会実装への関与向上を目論む。先週、CoinPost は福岡市の高島宗一郎市長の Ripple 本社訪問を報じたが、この時に同席した Hill 氏と Ripple の間でオフィシャルパートナーとなることが話題に上り、一週間ほどで締結に至ったという。

Hill 氏と井口氏によれば、W3DL にはすでに日本の大企業数社や地方自治体の 参加が内定しているようだ。

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