Web3×エンタメのGaudiy、シリーズB2でエンタメや金融各社から9億円を調達——累積調達額は37億円に

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Image credit: Gaudiy

Web3 対応のファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を提供する Gaudiy は31日、シリーズ B ラウンドの 2nd クローズで9億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ソニー・ミュージックエンタテインメント、三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ、サンリオ(東証:8136)、みずほキャピタル。

これは、同社にとって2022年6月に発表したシリーズ B ラウンドの 1st クローズに続くものだ。2nd クローズをもって、シリーズ B ラウンドは完了した模様。同社の累積調達額は37億円に達した。

同社では今回の調達を通じて、エンターテインメント企業と金融機関との連携を強化する。エンターテインメント企業としては、既存引受先のバンダイナムコエンターテインメントに加えて、ソニー・ミュージックエンタテインメント、サンリオ、金融機関では、既存引受先の SBI インベストメントに加え、三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ、みずほキャピタルが加った。

同社はリリースの中で、金融機関のバックアップを受けながら、エンターテイメント産業と Web3 の技術領域を掛け合わせ、世界を代表する企業を目指すとしている。

Gaudiy の創業は2018年5月。ブロックチェーン技術を応用したプロトコルやアプリケーション開発、コンサルティング事業を手がける。現在は、ファンの熱量を最大化する Web3 時代のファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を展開している。Gaudiy Fanlink は、IP 公式に認められた場で、ファンが安心して主体的に活動できるコミュニティサービスの提供を可能にする。

Gaudiy Fanlink はこれまでに、ソニー・ミュージックエンタテインメント、集英社、バンダイナムコエンターテインメント、アニプレックスなどが採用。IP ホルダーが外部プラットフォームに依存せず、自社に顧客基盤を形成できるようにすることで、エンタメ産業の課題解決を狙う。

Gaudiy では調達した資金を使って、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーなどの採用を強化。また、Gaudiy Fanlink の拡充や、2023年春から東南アジアを皮切りとしたグローバル展開、メタバースをはじめとする新規の事業開発、中長期的には IP ごとに独自のトークン上場支援などを行うとしている。

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via PR TIMES

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