CO₂排出量管理クラウドとクリーン電力のアスエネ、7億円をシリーズB2調達——製品毎の環境負荷評価機能をローンチ

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「アスゼロ」に新たに機能追加された「製品 LCA」
Image credit: Earthene

CO₂排出量管理クラウド「アスゼロ」とクリーン電力「アスエネ」を展開するアスエネは、シリーズ B ラウンドの 2nd クローズで約7億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、Salesforce Ventures、SBI インベストメント、GLIN Impact Capital、Tybourne Capital Management の持田昌幸氏。なお、調達金額には、日本政策金融公庫、りそな銀行、三菱 UFJ 銀行からのデットが含まれる。

これはアスエネにとって、2022年4月に発表されたシリーズ B ラウンドの 1st クローズに続くものだ。調達金額はシリーズ B ラウンド全体で25億円(デット含む)、創業以来の累積調達金額は約29億円に達した。アスエネでは調達した資金を使って、人材の採用、マーケティング強化、アジア展開、新事業の展開、買収の検討などを行うとしている。

アスエネは2019年10月、以前は三井物産で海外各地での再生可能エネルギー関連プロジェクトに従事していた西和田浩平氏により設立。再エネ100%、電力の地産地消、コスト削減を可能にするクリーン電力サービスと、CO₂ 排出量を見える化しカーボンオフセットを可能にするクラウドサービスを提供している。

なお、今回の調達とあわせ、企業が環境負荷を定量的に評価できるライフサイクルアセスメント(LCA)算定のために、製品の GHG(温室効果ガス)管理ができる機能「製品LCA」がアスゼロに追加された。この機能を使えば、製品・サービス単位ごとのCO₂排出量(CFP)を、原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体で可視化することが可能になる。

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via PR TIMES

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