インフキュリオン、今年の日本のフィンテック業界を占う10大キーワードを発表

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各種フィンテックサービスを提供するインフキュリオンは30日、2023年の日本におけるフィンテック業界を展望する10のキーワードを発表した。

これは2014年11月に開設された同社のオウンドメディア「Infcurion Insight」で、同社メディア&ラボ事業部マネジャー森岡剛氏が執筆したもの。フィンテックに特化した視点から、その年に起こりそうな出来事が簡潔にまとめられているのが特徴だ。年初展望としては、2019年2020年に続くものとなる。

今年のレポートの目次を見てみると、

  1. フルキャッシュレス社会
  2. コード決済の金融プラットフォーム化
  3. デジタル消費者
  4. SaaS × BaaS + FinTech
  5. 超小口送金
  6. 銀行フィンテック
  7. デジタル給与
  8. キャッシュレスの費用対効果
  9. デジタル通貨
  10. デジタル証券/セキュリティトークン(STO)

……の10項目。以前は金融のアンバンドル化で、フロントエンドをスタートアップ、従来からの金融バックエンドのを金融機関が担う、という流れが顕著になり始めていたが、そうしたスタートアップを金融機関が飲み込む傾向が顕著になってきた、レポートではこれを「銀行フィンテック」と呼んでいるが、先ごろの、MUFG によるカンム買収などがその代表例と言っていいだろう。

また昨年6月、インフキュリオンが発表した決済動向調査によれば、コード決済の利用率が電子マネーが上回ったことが報告されていた。コード決済は NFC 決済よりも支払時の利便性の点で課題があるとされていたが、店頭でそのまま使えるポイントや事実上のキャッシュバックなどの利用啓蒙が功を奏したためか、急速に普及が進んでいるようだ。

via Infcurion

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