CO₂排出量管理のアスエネ、SBIと排出権取引所を設立へ

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Image credit: CarbonEX

CO₂排出量管理クラウド「アスゼロ」やクリーン電力「アスエネ」を展開するアスエネSBI ホールディングス(東証:8473)は7日、カーボンクレジット・排出権取引所の開設を目指す新会社 Carbon EX を共同設立したことを明らかにした。共同代表取締役兼 Co-CEOとして、アスエネ代表取締役の西和田浩平氏と、 SBI グループから SBI リクイディティ・マーケットの執行役員 経営企画部長 竹田峻輔氏が就任する。

西和田氏は慶應義塾大学卒業後、三井物産で日本・欧州・中南米の再生可能エネルギーの新規事業投資・M&A を担当し、ブラジル海外赴任中に分散型電源企業出向、ブラジルで分散型太陽光小売ベンチャー出資、メキシコで太陽光入札受注、日本で太陽光ファンド組成などに従事した。2019年にアスエネを創業し、CO₂ 排出量見える化サービス、ESG 評価クラウドサービスなどを展開している。

竹田峻輔氏は、慶應義塾大学商学部卒業後、2007年に SBI インベストメントに入社し、2年間審査部、7年間投資部に所属し、国内外の投資活動、重点投資先へのハンズオンでの経営支援、IPO 支援、M&A 活動に従事した後、複数の社外取締役等を歴任、2016年には、SBI グループで外国為替やデリバティブ取引を扱う SBI リクイディティ・マーケットに転籍し経営企画業務に従事してきた。

Carbon EX では、国内外の森林や自然由来のクレジット、二酸化炭素回収・貯留技術、再エネ・省エネなどのクレジット創出事業者やトレーダーなどの販売主と大企業などの購入者が参加し、カーボンクレジット・排出権が売買できる取引所を設立する。同取引所をアスゼロと連携させることで、顧客への付加価値の最大化を図り、ネットゼロに向けた新たな産業の創出を目指す。

via PR TIMES

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