インドネシアのテックメディア「DailySocial」のRama Mamuaya氏、アーリーステージ投資のDS/X Venturesを設立

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インドネシアを拠点とするテックメディア DailySocial.id のCEO 兼創業者 Rama Mamuaya 氏にとって、「スタートアップの世界が崩壊しそうなとき」でも、DS/X Ventures を立ち上げることは全く意味のあることだった。

DS/X Ventures の創業パートナー Rama Mamuaya 氏
Photo credit: Rama Mamuaya

<情報開示> DailySocial.id は、BRIDGE のメディアパートナーである。

Mamuaya 氏は最近、Linkedin の投稿で次のように書いた。

評価額は下がっているが、これはこれらのスタートアップが最低だという意味ではない。彼らは、巨大な市場で大きな問題に取り組む、素晴らしい創業者のグループであることに変わりはない。

昨年12月、Mamuaya 氏はアーリーステージの企業を対象とした投資会社 DS/X Ventures を立ち上げた。

創業者であるマムアヤは、特にインドネシアでは、アーリーステージの資本市場が混雑していることをよく理解している。East Ventures は、アーリーステージの資金調達に重点を置いた多量の投資家である。インドネシア出身の同社は、過去14年間で東南アジアの300社を支援してきた。

しかし、DS/X Ventures にはセールスポイントがある。Mamuaya 氏が2008年に設立した DailySocial.id のネットワークを活用することができるのだ。

Mamuaya 氏は最近の Tech in Asia とのインタビューで次のように語った。

私たちはエコシステムの真ん中に身を置くことができたので、優れた企業に投資して価値を高めるための情報、洞察力、データ、ネットワークをすべて持っている。

これまで DS/Ventures は、サプライチェーン管理のスタートアップ Baskit、建設資材のマーケットプレイス GoCement、フィンテック・アズ・ア・サービスのスタートアップ Finfra、デジタル認証プロバイダーの Fazpass など、8つの B2B スタートアップに投資してきた。

Mamuaya 氏は、2023年末までに1号ファンドで1,500万米ドルを調達し、来年半ばまでに2号ファンドを立ち上げる予定だ。

DS/X Ventures は、収益への道筋が明確な企業を持つ企業を探している。

アーリーステージにあるからといって、これらのスタートアップが黒字化からほど遠いというわけではない。

努力と指導、そして資金があれば、12カ月から18カ月で黒字化することも可能だ。ビジネスのファンダメンタルズがしっかりしているからこそ、利益を出すか、成長を追求するかという選択肢がある。ほとんスタートアップには、このような選択肢はないのだ。(Mamuaya 氏)

DS/X Ventures の投資先に関するニュースを公平に報道するため、DailySocial.id は(DS/X Ventures からは)独立した編集チームを維持していると Mamuaya 氏は強調している。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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