
電話自動応答 SaaS「IVRy(アイブリー)」を開発・提供する IVRy は13日、ChatGPT を活用して幅広い問い合わせと予約に自動対応する AI 電話システムの試験提供を開始した。
IVRy はこれまでに音声ガイダンスや SMS の自動返信、受電通知などの話自動応答を月額3,000円からサービス提供している。この機能は大規模言語モデル(LLM)を活用した機能拡充の機会を模索して生まれたものだ。
Azure OpenAI の対話型 AI の ChatGPT と IVRy が独自に開発した対話コントロール技術を組み合わせて、人間の対応と同じような会話で幅広い業種の予約の一次受付を実現する。予約以外の質問にも柔軟に応えることができ、不正確な情報提供の抑制も可能だ。自動応答で対応可能な範囲が広がり、省人化することで業務の効率化が図れるという。
現在は、本機能の提供開始に向けて、イタリアンバル「ワインと鍋」と実証実験を行なうための準備を行っている。お店の電話番号に本機能を適用し、予約や予約以外の問い合わせをしたユーザに対して、ユースケースに応じた適切な返答内容をユーザーに届ける。
今後は提携クライアントのAPI活用により、ネット予約在庫などの情報をリアルタイムに活用し、予約受付を完全自動化することも視野に入れ、機能開発を進めていく。同社は3月、シリーズ B ラウンドで13.1億円を調達したことを明らかにし、この際、ChatGPT・GPT-4 を使った通話内容の要約機能を実装すると発表していた。
via PR TIMES
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