リゾート会員権NFT「neut(ニュート)」がローンチ、第1弾「PLAYLIVING IZU」が販売開始 #IVSPRWeek #IVS2023

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#IVSPRWeek はスタートアップカンファレンス「#IVS2023」とプレスリリース配信サービスのPR TIMESが企画する「Startup!PR Week」参加企業による新製品情報。同社のプレスリリースはこちらから

ニュースサマリー:不動産テックスタートアップ Pictors & Company は26日、NFT を活用した、ホテルや別荘等のデジタル会員権の検索・売買が可能なプラットフォーム「neut (ニュート)」を正式ローンチした。neut は同社が今年1月にプレオープンしていたもので、正式ローンチを受けて販売が開始された。

第一弾として、伊豆の海を望める一棟貸切ホテル「PLAYLIVING IZU」の会員権の販売が開始された(100枚限定)。このホテルは定員6名まで宿泊でき、会員権を持っていれば、毎年1泊分のチケットを受け取れる。会員権は1枚あたり60万円からで、有効期限は20年間。

2015年8月に創業した Pictors & Company は、物件の探索、条件交渉、契約締結業務等の仲介事業、メディア運営事業を展開している。具体的には、曜日でオフィスを借りることが可能なオフィスサービス「WEEK(ウィーク)」、トータルコーディネートされた部屋を月単位で借りられるサービス「qube(キューブ)」、不動産とブロックチェーンの情報サイト「Propwave(プロップウェーブ)」を運営している。

話題のポイント:neut の会員権は、施設を通常に比べ割安に利用できたり、予約がとりづらい施設に宿泊できたりするなどのメリットがあります。

また、NFT であるため、サードパーティーの NFT マーケットプレイスでユーザ間売買できるほか、仮に将来、neut がサービスを停止することがあっても、会員権の情報はブロックチェーン上に記録されているため、宿泊施設がそれを確認できれば、会員権としての効力が失われることもありません。

施設にとっては、「未来在庫」を販売することで一定の売上を事前確定しキャッシュフローを改善できたり、ローヤルカスタマーを獲得できたり、人気が上がることで会員権の価値が上がりブランド向上に貢献できたりする、などの効果が期待できます。

なお、neut は会員権ホルダーからの予約を受け付ける機能も備えており、施設の宿泊在庫を管理するサイトコントローラと API 接続できるので、施設は neut からの予約を OTA(オンライン旅行代理店)と並列して扱うことができ、追加開発などは基本的に不要です。

neut の会員権は、他の NFT と比べ一次販売時点で販売価格は高めのものとなりますが、宿泊や滞在といった体験価値がわかりやすいため、Pictors & Companyではユーザの理解は得られやすいと考えています。同社では今後、neut にさまざまな施設の会員権を追加していく予定です。

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