
※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。
荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」や宅配物受け取りサービス「ecbo pickup(エクボピックアップ)」を運営する ecbo は4日、台湾・台北で記者会見を開き、ecbo bloak を台湾で開始したと発表した。同社は6月にシリーズ B ラウンドでの資金調達を発表した際、2025年までに50カ国でのサービス展開を標榜しているとしていた。海外展開の第一弾が台湾で、同社ではサービス展開にあたり、現地旅行商社の SANPU TRAVEL GROUP(三普旅遊集団)と H.I.S.台湾(三賢旅行社)と提携した。
台湾へは日本から年間2,179万人(2022年)が訪れているが、およそ7割の人が15〜30分以上コインロッカーを探してい流という。台北駅の場合、毎日約50万人が利用する駅であるのに対し、数百個ほどのコインロッカーしか存在しない。日本で多くの荷物預かり課題を解決してきた ecbo cloak を台湾でも展開することにより、台湾の国内旅行者や出張者、日本や他国からの渡航者が快適に荷物を預けられるようにできるという。
台湾では当初、台湾茶店の京盛宇 永康概念店、文房具店の金玉堂 市府店、陶磁茶器店の陸寶(Lohas Pottery)迪化街旗艦店など台北市内の30店舗でサービスを展開。台湾では、2025年までに500店舗で利用可能にし、またアプリから簡単に荷物を配送できるサービスの実現も目指すとしている。
ecbo は2015年5月、中国語にも堪能な工藤慎一氏(現 代表取締役)が設立。2017年1月からサービス提供を開始した同社は、荷物を預けたい人と預かる場所をマッチングさせるサービス。カフェや美容室、漫画喫茶などの店舗や施設で旅行客などの荷物を預けたい人々が荷物を預けることが出来る。事前に荷物を預ける予約機能や預けた荷物の保険なども付帯しており、決済はクレジットカードでの支払いだ。現在、日本国内では1,000箇所以上で荷物預かりサービスが利用できる。
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