1話3分のショートムービー配信「BUMP」運営が2.6億円調達ーー千葉道場F、朝日MLVなど出資

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スマートフォン向けの動画コンテンツ制作を展開するemoleは9月12日、第三者割当増資の実施を公表している。引受先になったのは千葉道場ファンド、サムライインキュベート、D4V(Design for Ventures)、朝日メディアラボベンチャーズ、ココナラスキルパートナーズ、アドウェイズ・ベンチャーズの6社。ラウンドはプレシリーズAで調達した金額は2億6,000万円。株価や払込日などの詳細は開示していない。同社は2022年6月にシードラウンドとして千葉道場ファンドおよびサムライインキュベートから資金調達を実施しており、累計の調達額が3億1,000万円になったことも公表した。

同社が手掛けるのが1話3分のショートドラマアプリ「BUMP」。ユーザーは作品によって無料もしくはコインによる課金(1話67円)で視聴配信を受けることができる。公表されたリリースによると2022年12月のローンチ以来、BUMPはApp Storeで最高3位にランクインし、50万ダウンロードを獲得している。TikTokなどのソーシャルネットワークでの総再生回数も4億6,000万回に到達しており、今後、この成長を加速させるために資金調達を実施した。調達した資金はショートドラマの制作とアプリのUI/UX強化、プロダクト開発体制の強化に充当される予定。

同社の創業は2018年11月。アーティストや著名人などのマーケティング支援や短編動画の制作を手掛けていた。BUMPはその過程で得たクリエイターとのつながりをベースに立ち上げられている。BUMPの特徴として、各エピソードに対する有料課金や広告視聴を通じて、制作を担当するクリエイターへの利益還元を促進している点が挙げられる。制作原価の回収前は利益の70%がクリエイターに還元される仕組みで、回収後は40%に利率が変更となる。

via PR TIMES

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