自動貯金アプリの「finbee(フィンビー)」、千葉銀行・第四銀行・中国銀行・伊予銀行・東邦銀行・北洋銀行の口座と連携へ

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自動貯金アプリ「finbee(フィンビー)」を運営するネストエッグは12日、「TSUBASA 金融システム高度化アライアンス」に加盟する千葉銀行、第四銀行、中国銀行、伊予銀行、東邦銀行、北洋銀行の6行と、更新系 API を活用した口座連携を開始すると発表した。接続は順次2018年から開始予定。既に利用可能な住信 SBI ネット銀行とあわせ、finbee が連携できる銀行は7行となる。

finbee は、ユーザが自分の銀行口座と連携し、さまざまな貯金ルールを設定することで、自動的に貯金することができるアプリだ。「つみたて貯金」「おつり貯金」のほか、スマートフォンの GPS と連動して特定の場所を訪れた際に貯金される「チェックイン貯金」や移動距離に応じて貯金される「歩数貯金」、クレジットカードの上限利用予定額と実際支払額の差額を自動貯金できる「空き枠貯金」、家族や友人と一緒に貯金できる「シェア貯金」など、さまざまな貯金機能を提供している。今年2月には、finbee を用いて貯金した金額の0.1%が還元される「finbee ポイント」のサービスを開始、1ポイント=1円で Amazon ギフト券と交換できるようになった。

TSUBASA 金融システム高度化アライアンスは、千葉銀行・第四銀行・中国銀行が2015年に発足させた組織で、地銀の基幹システムを共同開発・運用することで業務効率化とコスト削減を狙っている。2016年には伊予銀行・東邦銀行・北洋銀行が加盟、6行と日本 IBM の共同出資により T&I イノベーションセンターを設立した。T&I イノベーションセンターは、「TSUBASA アライアンス FINOVATION CHALLENGE」というフィンテックをテーマとするビジネスコンテストも開催している。TSUBASA 金融システム高度化アライアンスに似た組織としては、他に、じゅうだん会 FinTech 研究会、三菱東京 UFJ 銀行が主導する地銀共同化システム「Chance」に付随した FinTech Lab などがある。

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