AlibabaのB2CサイトTmall(天猫)は、今年上半期の成績を公開した。前年比200%アップで、総売上高は合計200億人民元(約2,470億円)となっている。年末までに500億人民元(約6,174億円)を超えると予測されている。
さて、この目がくらむような数字をチェックしてみよう。第1四半期に、Tmallの総売上高は80億人民元に過ぎなかった。5月から始まったB2C価格競争により、第2四半期には120億へと上昇した。
これは3Cプロダクト部門(コンピューター、通信、消費者家電)のためだと思われる。Tmallは今年前半にプロモーションを盛んに行ったが、この大部分が3Cプロダクトであった。Tmallにおける中国の電子機器グループHaier(海爾)の売上高は600%跳び上がり、台所用品を扱うFotileも230%上昇した。その上、6月18日の報告によるとラップトップの売り上げが600%、デスクトップが300%、タブレットは400%とそれぞれ急上昇している。人気が高い品目では、iPhone4Sを1台4499人民元(宣伝の通り、オンライン最安値)で2,000万台を売り上げ、5,000万台のiPad2を販売した。
Tmallのおかげで、多くの電化製品ブランドが新たな市場を見出している。同社は現在、国内およびLenovo、IBM、HP、Apple、Samsung、シャープなど海外の3C企業と提携している。
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する