人版クラウドファンディングの「tomoshibi」β版ローンチ、プロジェクト単位で最初の仲間集めを

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TOMOSHIBI代表取締役の⽥中駆氏 / 同社提供

TOMOSHIBIは8月6日、プロジェクトの仲間集めプラットフォーム「tomoshibi(トモシビ)」のベータ版ローンチを発表した。

tomoshibiはお金ではなく、人版のクラウドファンディング。プロジェクトを企画した人がページを作成し、SNSのページシェアなどを通して参画者を募る。仲間が集まれば、その後は各自でプロジェクトを遂行していく仕組みだ。個人やNPOなどの団体利用は無料で、今後は有料での法人アカウントの開設も視野にいれている。

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スタートアップの立ち上げ前後など、「一番最初の仲間集め」をユースケースとして想定している同サービス。「採用活動で出会える人たちとちがい、共感の輪で集められるプラットフォームづくりを目指している」と同社代表取締役の⽥中駆氏は話す。

スタートアップの仲間集めに関しては、SNSに特化した募集サービス「bosyu」などをタイムラインで見かけることも多くなった。これらとの違いについて聞いてみたところ、同氏は下記のように回答してくれた。

「tomoshibiでは、仲間を募集するのにプロジェクトページを作成しなければいけません。そのため、気軽な募集と比べて仲間集めに対する本気度が高いものが多いです。僕自身も経験があるのですが。アイデアを実行する仲間を集める際に友人や紹介にとどまってしまう部分があります。これらをインターネットでこじ開ける仕組みづくりをしています」(田中氏)

今後はクラウドファンディングのCAMPFIREやこワーキングコミュニティのco-baなど、プロジェクト遂行に必要な資源を提供する仕組みを持つ事業者とイベント等で連携していく。また、利用者の声を集めながら、同サービスの開発を推進する予定だ。

一見ありそうでなかった同サービスだが、田中氏によれば「複業やパラレルキャリアをする人が増えてきた今だからこそ、プラットフォーム化のタイミングだった」そうだ。

2018年5月に設立されただTOMOSHIBI。エンジニア、デザイナー、コミュニティーマネージャーなど約10人のメンバーで運営されている。チームの平均年齢は20代後半で、参画するメンバーは代表を含め全員がパラレルキャリアを選択している。

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