堀江貴文氏がクラウドファンディング「CAMPFIRE」特別顧問就任へーー「ハードウェア10本ぐらいやりたい」

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思いつきなのかどうなのか。家入一真氏と堀江貴文氏、福岡という同郷を持つ二人が何かやるらしい。そして選ばれたプロジェクトの舞台はどうやらCAMPFIREのようだ。

4月21日に開催された家入氏の出版記念イベントで堀江氏がクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」の特別顧問に就任した。…といってもトークの中の話。

堀江氏は3月27日の仮釈放後、間髪入れず精力的に活動を再開しているようだ。「毎日プロジェクトを立ち上げていて、正直収拾できていない。どうやってハンドリングしようかなっていう状況」。

そんな中、堀江氏が興味の中心に挙げたのがハードウェアプロジェクトだ。しかしハードは資金がかかる。

「サービスもいいんだけど、ハードって10億円、100億円っていうお金が必要じゃない」と資金が必要な分野を攻めたいという話題に対し、家入氏が「堀江さんのプロジェクト全部(クラウドファンディングで資金が集められる)CAMPFIREでやりましょうよ。顧問になってください」と、いくつかの段階をすっ飛ばした提案をしていた。

実に家入氏らしい。

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堀江氏も「いいですよ」と二つ返事していたのだが、これが本当に進むのなら話は面白いかもしれない。(ちなみに堀江氏は現在、役員等の就任はできない。顧問は可能なのだそうだ)

「ハードウェアを10本ぐらいまずやりたい」という堀江氏がひとつ例に挙げていたのはテレビ番組の「全録」ボックスだ。「ライブドアの時から興味あって作ったことがあった」。しかしテレビを見ないという堀江氏。

「だから1日20分だけだったら見てもいいかな、というか見たいんだよね。Twitterのタイムラインで盛り上がってるところだけを抽出してとか。リモコンもなくしたい。ジェスチャーで十分技術的に可能。Gunosyってニュースをまとめるサービスがあるじゃない。俺の好みを自動的に判断してまとめてくれる。Gunosyテレビとか、ね。勝手に言ってますけど」。

その他にもなぜか鹿の生ハムや三陸の牡蠣など、ハードウェアからは少し距離のあるものもクラウドファンディングのアイデアとして挙げられていた。

クラウドファンディングは幅広く資金を募ることができる反面、プロジェクトの善し悪しが成立可否に大きく影響する。共感されないプロジェクトにはなかなか資金が集まらない。

そういう意味で堀江氏のプロジェクトは大いに話題を呼びそうだ。もし「億」レベルの金額をクラウドファンディングで集めることができるようになれば、日本の市場も大きく変化する。

日本のクラウドファンディング市場の今後を考える上でも興味深い話題だった。

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