シンガポールに拠点を置くRisto Mobile Solutionsは先日、同社が開発した写真共有アプリ、PicStoryの月間アクティブユーザ数が400万人に到達したと発表した。
AndroidとBlackBerryで利用可能な同アプリでは、ユーザがコラージュ写真を作成したり、写真にフィルタをかけたりすることができる。そして加工した写真をFacebookやTwitter、BlackBerry Messangerなどのソーシャルネットワークで共有ができるというサービスだ。
ユーザのほとんどがインドネシアのBlackBerry利用者。このことから、同社がサービスのグローバル化に合わせて、この新しいプラットフォームを利用する最初のアプリの1つで、BlackBerry 10のアーリーアダプターとなっていることが分かる。
だが、PicStoryのポジションは危うい状態にあるのかもしれない。IDCによると、インドネシアにおけるBlackBerryの市場優位性が衰える一方で、Androidへの人気が高まっているからだ。
Risto Mobile Solutionsは、インドネシアのAndroidユーザからPicStoryへのトラクションを集める方法を見出すか、もしくは、次の大ヒットアプリを開発するかの対処をしなければならないだろう。あるいは、BlackBerry 10が何とか上手くいくことを祈るかだ。
同社はMichael Boon氏が始めた企業で、同氏はこの会社を始める前に複数のテック企業で働いていた。同社はシンガポールとインドネシアにオフィスを構えている。
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