新しいモバイルロケーションベースP2Pマーケットプレイスアプリが登場した。東南アジアの果物の王様ドリアンから名付けられたDurianaが、iOSとAndroid向けに先日公開された。
Durianaが最初に設立されたのは2013年10月で、シンガポールとウィーンにオフィスを構えるインキュベータのAlps Venturesと、Rocket Internetラテンアメリカの元マネージングディレクターであるCamilo Paredes氏とAmanda Ernst氏が共同で始めた。
一般公開に先駆けて、Durianaは3週間のベータテストの期間を設け、同プラットフォーム上に売り手を招いてアイテムを掲載してもらっている。Ernst氏は同アプリで買うことができる品物の数については公表してくれなかったが、e27に対して「私たちは公式にローンチしましたが、まだ製品の改善に努めています。ユーザはこうした改善をご覧になるでしょう。」と語った。
モバイルベースのマーケットプレイスなので、同アプリはすぐ近くにあるアイテムを表示し、売り手と買い手との間ですぐにコミュニケーションをとることができる。直接登録しなくても、FacebookやTwitterを通じてログインすることも可能だ。
競合?Carousellはどうか?
Ernst氏は、
「4月に設計を始めた際、チームメンバーはもう1つのローカルP2PモバイルベースマーケットプレイスアプリであるCarousellの存在に気づいていませんでした。」
と言う。
さらにErnst氏は、
「私たちはまだスタートしたばかりであると認識しています。これは美をもたらすと共にチャレンジももたらします。私たちは品質とニッチ分野にフォーカスし、全ての市場が持つ流動性の問題を解決すべく当社のサービスを提供することでユーザの皆様に喜んでいただけたらと思っています。」
と述べた。
また、Durianaはしばらくは他の地域に拡大することはしない。Ernst氏によれば、チームはフォーカスすることを信じ、1度に1つのマーケットに取り組むとのことだ。
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