東南アジアで Paktor のブランドは有名だが、目論見書では Paktor のことを一瞥し、明らかにライブストリーミングサービス 17 Live に対して述べられている。M17 Entertainment は傘下に、デイティングサービスとライブストリーミングサービスに大別して11の企業を有している。Paktor の CEO であり共同創業者の Joseph Phua (潘杰賢)氏は、合併後 M17 の グループ CEO に就任した。
シンガポールの出会い系プラットフォーム Paktor は本日(12月8日)、台湾の動画ストリーミングプラットフォームで1,500万人のユーザを抱える17 Media の支配権持分を取得したと発表した。 17 Media は「相当の現金注入」を受けて、提携関係の強化、ライブストリーミングプラットフォームの向上、コンテンツの改善を図る。 そして Paktor の CEO である Joseph Phua…
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シンガポールの出会い系プラットフォーム Paktor は本日(12月8日)、台湾の動画ストリーミングプラットフォームで1,500万人のユーザを抱える17 Media の支配権持分を取得したと発表した。
17 Media は「相当の現金注入」を受けて、提携関係の強化、ライブストリーミングプラットフォームの向上、コンテンツの改善を図る。
そして Paktor の CEO である Joseph Phua(潘杰賢)氏が17 Media の新 CEO を引き継ぎ、同社を立ち上げた Jeffrey Huang(黄立成)氏は会長となるほか設立者としての地位は継続する。
今回の案件は Paktor にとって記念すべき一歩です。17 Media は近年急成長しているソーシャルエンターテイメント業界のリーダー的企業でありながらも、どちらかというと創業して間もない若い企業です。
Paktor がアジア8ヶ国でのネットワーク展開を目指す一方、17 Media が現在の1,500万人からさらに多くのユーザを獲得し成長していく上でまさに必要としているのはキャッシュだ。17 Media がこの目標を達成する一つのステップは、Paktor が展開している主要国市場(韓国、台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール)に進出することである。
今回の資金調達ラウンドは、アメリカとアジアを結び付けている VC 企業 K2 Global とインドネシアの MNC Media Group がリードしている。MNC は3月から7月にかけての2つのラウンドで Paktor に資金を注入しており、今回再度の投資となる。その他、Vertex Ventures のような既存および新規のVCも参加している。
CEO で共同設立者の Joseph Phua 氏は Tech in Asia に対して、今回の資金調達は今年同社が行った3回目のラウンドであることを認めた。
今年 Joseph 氏が実際に多くの時間を費やしたのは、資金調達と同社を成長させる方法についてだった。同社にとって良かったのは、Paktor が資金の出所を心配する必要がなかったことだ。7月のラウンド以降まもなく、同社のキャッシュフローはポジティブになっている。Joseph によれば、同社は2015年の7月に調達した資金さえまだ使い切らずにいるという。