日本の「Qlippy」が電子書籍リーダーをソーシャルに展開して50万ドルを調達

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【翻訳 by Conyac】【原文】

Qlippy

東京に拠点をおくスタートアップのスピニングワークスは様々な電子書籍リーダーのアプリやプラットフォ−ムにソーシャル機能を加えるSDKの「Qlippy」を開発した。同時に同社は4200万円(約535,000ドル)の資金調達をおこなったことを発表した。

この資金は、ニッセイ・キャピタル(日本で大きな生命保険会社の投資部門)や三生キャピタル(三井生命保険の投資部門)、プロジェクト・オーシャン(東京を拠点とする独立系IPO事前コンサルタント企業)などを含む民間投資家から集められたものだ。

「Qlippy」のα版は2010年8月に発表された。「Qlippy」は、ウェブサイトとiPadアプリを組み合わせたもので、ユーザーはそれを使いiTune経由でEPUB形式のコンテンツをインポートしたり、利用者がクリップしたテキストをインターネット上で他のユーザーと共有することができるというものだった。だが、同サービスは、必要最小限のユーザーを獲得するために、外部の電子書籍リーダー用にSDKを導入することを決めたようだ。

Qlippysocialplatform

現在ユーザーは「Qlippy」のソーシャル機能を使って、本のお気に入りの箇所を引用したり、ツイッターやフェイスブックを通じてコメントをするなどして、他のユーザーと読書経験を共有できる。様々な電子書籍リーダーや28号の「パーチェスプラグ」やクリアリンクテクノロジーの「AeroBrouwser」などのコンテンツ配信プラットフォームにも利用できる。まもなく、さらに多くの電子書籍ツールに対応していく見込みだ。 スピニングワークスのCEO白形洋一氏によると、今回調達した資金でサービス開発をさらに加速するため、エンジニアを増員するとしている。

Yoishi portrait白形氏は、Yコンビネータのようなインキュベーションプログラム日本版のOpenNetworkLabのOBで、またドイツのビジネスマネジメント用アプリケーションを扱うSAPに務めていた経歴も持つ。さらに詳しい情報を知りたい方は、下のリンクやプロモーションビデオをチェックして欲しい。

Qlippy (http://qlippy.com) from SpinningWorks.Inc on Vimeo.

【via Penn Olson 】 @pennolson

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