デザインを最適な方法で管理しクライアントに提示できる「MockVault」

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【翻訳 by Conyac】 【原文】


シンガポールのシリアルアントレプレナーのBen HoとMelly Fongの2人によって開発されたMockVaultによって、自分のデザインを最適な方法で管理でき、最適な方法でクライアントに提示できるようになる。

このプラットフォームは、ちょうど数週間前の2月17日にリリースされたBenとMellyの3つ目の共同プロジェクトだった。彼らは、ウェブデザインのビジネスをHexで、そしてプロジェクト管理のためのウェブアプリケーション作りをSUBERNOVAで行っている。このアイディアは簡単に空から降ってきた訳ではない。むしろ、実機にアップロードしたり調整や注釈を付けたりするためのバックエンド用の管理プラットフォームを作成するために、プレゼンテーションインターフェースを使って度重なる努力を繰り返した末にようやく思い付いたのだ。彼らは、このアプリケーションを共有することで他のデザイナーの作業工程が改善できればと思っていた。

Benは以下の様に説明した:

「クライアントの承認を得やすくするためは、デザインを通して自分が見ているままをクライアントに見せられるようにすることが重要だ。MockVaultには注釈機能が備わっているので、自身のデザインに説明書きを簡単に追加する事が可能だ。また、プレゼンテーションインターフェースを利用してその場で議論することも可能なので、emailを使うよりずっと有効である。MockVaultはPHP、HTML、CSS3とJavascriptに対応している」。

MockVaultは、デザイナーによるデザイナーのために開発されたプラットフォームだ。彼らはクライアントに対してデザインを提示する方法をいくつか試してみたら、見せ方の違いで承認の結果も実際に違ってくることが分かった。Benは、MockVaultでクライアントにデザインを提示する方法が最適だったと語った。今回のリリースに先立って、同社は既にプレゼンテーションのインターフェースをクライアントと一年以上も試しており、評価のされ方も劇的に伸びるようになったと語った。

現在、MockVaultは無料のモデルも運営しており、デザイン1つをページ数もバージョンも制限なくアップロードすることができる。より多くのデザインが必要な場合、ユーザーは3つの有料プランから1つを選んでグレードアップすることも可能だ。有料プランなら、ユーザーは独自のロゴをアップロードすることもできるし、独自のドメインを使うこともできる。これにより、デザイナーはクライアントに自分のデザインを提示するときにも自分のアイデンティティを保持しておくことができる。

このスタートアップは、先月のStartup Arenaに参加し、デザインの提示方法にもう少し特徴や改善を必要としたMocku.psのことを少し思い出させてくれた。ユーザーは、当時からのデザインの進化やバージョン履歴を振り返ることができ、自身にとっても新しい発見ができると語り、そうしたデザインに関する分野が成長していくと考えている。

Benは次の様に語った:

「クライアントが閲覧やコメントが簡単にできるよう、プレゼンテーションインターフェースには特別な配慮をしている。そして、最終的にはデザインを認識してくれるようになっている」。

デザイナーのみなさん、MockVaultをチェックして、意見を聞かせてもらいたい。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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