シンガポールに拠点を置く医療関連のテック企業Clearbridge BioMedicsは、シリーズBの資金調達ラウンドで900万シンガポールドル(720万米ドル)を獲得したことを先日発表した。
Vertex Venture Holdings(Temasek Holdingsのベンチャーキャピタル部門が全額出資する子会社)が同ラウンドのリード投資家を務めた。
同スタートアップの主力プロダクトはClearCell Systemで、このシステムは患者から採取した血液サンプルから腫瘍細胞を検出・隔離・採取することのできるCTチップ(CTChip:特許出願中)で構成されている。隔離された腫瘍細胞は識別・分析のために染色することが可能。
同テクノロジー(がん検診、診断、投薬、治療管理にも適用)は、非侵襲性流動体のバイオプシー、つまり医学的検査の1つとして設計されている。同社はすでに、アジア、ヨーロッパ、北米に顧客を持っている。
今回のラウンドには、政府との共同出資プログラムであるSPRING Seeds Capital、Clearbridge BSA、Biosensors International創設者のLu Yoh Chie氏、および既存の株主Bio Vedaらも出資者として参加している。
また、Lu氏はBioMedicsの取締役に就任する。アジアのスタートアップに出資するオプションについてさらに知りたい人はVentureDexにアクセスしてほしい。
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