ニュースレコメンドエンジンのGunosyがリニューアルしてインターフェースを一新、ダウンロード数は200万目前に

Takeshi Hirano by Takeshi Hirano on 2014.2.28

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Gunosy共同代表の福島良典氏

ニュースレコメンドエンジンのGunosyが装いを一新する。

無骨な「G」から紙飛行機に変わったアイコン、選択できるニュースカテゴリ、そしてなにより25本限定で届くという「枠」を取り払った。

新オフィスに移り、陣容も大きく成長している同社の共同代表お二人に話を聞いた。

ニュースカテゴリが新たに追加された新インターフェース

Gunosyのよさを「限定」にあるという人は周囲にも多い。

朝刊、夕刊という新聞的な表現と共に、定時になるとレコメンドされた記事が25本限定でスマートフォンに「届く」。情報が溢れる時代にこれだけ読めば良い、という推薦は助かるが、同時にこの限定が足枷にもなっていた。

つまり情報の広さに関する問題だ。

「ユーザーが拡大するなか、解決しなければならない課題としてこの25件に絞った分、網羅性や深掘りといったことができてませんでした。

これまでは大きなひとつのフィルタだけでしたが、それをもう少しカテゴリに分けていったと考えてもらえれば結構です。(他のニュースアプリと併用する人が多い状況で)Gunosyで完結したいというのが主な狙いです」(共同代表の木村新司氏)。

確かに私がSmartNewsなどと併用する場合は、特定カテゴリ(まあ、要はIT系だ)のみチェックしたい時に使っていたので、ひとつにまとめられるのは助かる。

また、アイコンやデザインの一新は女性をターゲットにしたものだ。無骨な「G」のロゴアイコンだけだと、キラキラした女性のスマホ画面には若干違和感がある。

新インターフェースをこちらに並べてみよう。

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新アイコンのカラフルな紙飛行機は「届く」がコンセプトになっている。

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全体的なデザインはフラットになり、色合いも淡く雰囲気は中立的だ。

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「ユーザーに選択させる」という行為がほとんどなかったGunosyにおいて、カテゴリを選べるというアクションは大きな拡大への転換期を感じさせる。チャンネルももちろんそのままだ。

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各カテゴリの記事本数は必ずしも25本ではないそう。ノイズにならない程度の情報量を確保して調整するとのことだった。カテゴリはトピックからグルメなど11に分かれる。

新インターフェースからも分かるが、改めて両代表にターゲットを聞いたところ、「20代から30代の、新聞は読まないといけないと思っているが全く新聞を読まなくなった世代」、という回答がなんとも時代の流れを感じさせてくれて興味深かった。私も(ほぼ新聞は義務感で読んでるので)そのうちのひとりかもしれない。

新オフィスに移転して拡大を続ける「学生発」スタートアップ

お二人の話では、Gunosyのダウンロード数は現在180万、もうすぐ200万の数字が見えてきているということだった。オフィスも移転して現在20数名に拡大している。意外だったのは、ほとんど開発かと思いきや半数ほどがビジネス関連の担当だったことだ。広告販売の開始後、事業好調の話も聞こえてくる中で当然といえば当然の話ではあるが。

陣容についてちょっと気になったので、今後、編集部のようなものを持つ考えがあるかと二人に聞いてみた。

「いてもいいなとは思いますよ。ただ、それは通常の(THE BRIDGEがやっているような)編集部とは違って、Gunosyらしいものになりますね。例えばある日、サービスのニューストップが殺人鬼の顔写真になっていたんですが、(関係者の心情などを考えると)それは人の手で変更したほうがいいと思うんです。人間の方が得意なことってありますから」(福島氏)。

人の手もGunosyエンジンの一部になるということか。ディストリビューションとコンテンツ、配信者とコンテンツ制作者の関係という視点で彼らをみると興味深いことだらけだ。

さておき、数年前に数名の大学生が始めたテクノロジが徐々に情報配信のあり方を変えようと拡大している。この姿にfacebookを重ねるのはいい過ぎだろうか。

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ミーティングスペースで取材の後、仕事を続ける共同代表の木村新司氏。

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移転拡大した新Gunosyオフィス。右手に写っていない箇所はまだ人が入れる様子だった。

Takeshi Hirano

Takeshi Hirano

ブロガー。TechCrunch Japan、CNET JAPANなどでテクノロジー系スタートアップの取材を続け、2010年にスタートアップ・デイティング(現THE BRIDGE)を共同創業。1977年生。(株)THE BRIDGE代表取締役

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